Vol.8 フランスのグルノーブルでUFOに乗る
友人ファミリーを迎え、昨日、グルノーブルの街を一緒に歩いた。
せっかくだから、グルノーブルといえばこれ!という観光名所へ足を運んでみたものの、あいにく定休日でした。
翌日、気を取り直してもう一度出発。
フラフラと寄り道を楽しみながら。
まずは、グルノーブルの中心地をテクテク歩きました。
教会発見。
私はステンドグラスが好きなので、ついつい教会を見つけると入ってしまいます。
がんばれ、マドモアゼルたち。
クリスマスツリーが可愛らしいです。
もうすぐ12月。クリスマスまでカウントダウンですね。
教会の中は街の喧騒なんて嘘みたいに、静かです。
「ここには神様がいるんだよ」と娘に言うと、
「え?かみさまのおうちなの?赤いやつ(おそらく鳥居)ないのに?」と彼女は目をパチクリ。
そうなんだ、娘、場所によって信じている神様が違うんだ。
そもそも自分が『ガイコク』にいる、ということもよくわかっていない2歳の彼女には、どんな風に見えているのでしょう。
「今私たちはね、フランスっていう国にいるんだよ」(毎日言っている)。
「日本とフランスのかみさまのおうちは違うみたいだけど、どこが違うんだろう」と聞いてみた。
すると…
「こっちの方がお空が広い!」という率直な感想が返ってきた。
たしかに。教会の方が天井が高いね。ここでお歌を歌たりもするものね。
これから色々と見つけて行こう。
さて、すっかり寄り道を楽しんでしまいましたが、今日のお目当て。
バスティーユの麓へ到着しました。
向こうから不思議なものが近づいてきます。なんでしょう。
来た来た。これに乗ってバスティーユへと登っていきます。
このシャボン玉型のロープウェイは、グルノーブルのシンボル。
4つ並んで動く姿がなんとも可愛らしい。
「UFOだ〜!!」
「シャボン玉に乗れる〜!!」
と子供たち大興奮。
グルノーブルの街が、どんどん小さくなっていきます。
ヨーロッパの街並みは、色彩に統一感があって、美しい。
しかしながらこのロープウェイ、機内がスケルトンで、しかも建て付けが悪く微妙にドアが開いていてうっすらと隙間風が入ってきます(怖)。
高所恐怖症の私にとって、それはそれはスリリングな時間でした。
(友人撮影)
頂上からグルノーブルの街並みを見下ろして。
友人が撮ってくれました。
上に到着するや否や、「おかなすいた!!」と子どもたち。景色より飯。
彼女たちのピークはシャボン玉UFO登場で終わってしまったのでしょう。
ゆっくりいられませんでしたが、自分がこれからクラス街を一望できて、楽しかったです。来て良かった。
私はあまり観光地にはいかないので、こういう機会でもないと灯台下暗しで登ってこなかったかもしれません。友人たちに感謝です。
今度はパパがお休みの日にまた来てみようかな。
冷たく澄んだ空気の余韻だけ喉元にのこして、私たちはまたシャボン玉UFOに乗り街中へと降りていきました。
ランチは子どもたちのリクエストで、グルノーブルにある九州ラーメンを屋さんへ。
子どもたちはすごく嬉しそうに頬張っていて、この歳から郷土の味ってちゃんとあるんだなぁと感じた。
「ママ、フランス料理って最高だね!」と娘。
娘よ、これはフランス料理ではない。あなたが食べているのは味噌ラーメンという日本風のラーメン。細かく言うならば札幌ラーメンである。