家サウナで日常と家族に癒しを。【自宅にサウナがある暮らし vol.1】
サウナが好きすぎて、年間300日以上ととのっている筆者「みくゆう」です。
空前のサウナブームから数年。
施設級のサウナを自宅に構えるサウナーが徐々に増えてきた。
私もいずれは家に作りたい・・・。
ということで理想のサウナを完成させるため、サウナとともに暮らしを楽しむ方々を突撃取材。
サウナにちなんだ37人から十人十色の魅力を引き出していこう。
今回が記念の第一弾。
「茶室で過ごす、静寂のひととき」
都会の喧騒を離れ、杉並区のある自宅を訪ねる。
整えられたエントランスを抜け、自宅サウナが待つというベランダに向かう。
扉を開けると現れたのはグレーを基調とした和モダンの茶室だった。
ベランダに茶室⁈
半信半疑の心境で中を覗くと、冷たい外気を掻き分け熱気が迫ってきた。
よく見ると漆喰と渋墨で整えられた壁面、座面には防水仕様の琉球畳が敷き詰められた和の空間が広がっている。まさに茶室そのものだ。なんだか落ち着く。
「静かに座り続けることで心を安定させ、大事な“そのとき”を過ごしてほしい」
「the then」
坐禅をイメージして名付けられたサウナには、なかしーさんの熱い想いが込められている。大人3人がゆったり入れるサイズ感。
用意された急須でロウリュすれば、低めに作られた天井から一気に廻る蒸気が心地よい。
更にスチームジェネレーターまで完備。サ室の湿度がどんどん上がっていく。
「これが家か…」
思わずそう呟いてしまうほどの完成度だ。
「仕事終わりにここで一息つくのが最高なんです」となかしーさん。
こんな毎日最高じゃないか。
サ室の外に出れば、施設ばりの壺水風呂が出迎えてくれる。
湯気が立ち昇る体を冷まし、リクライニングチェアに腰掛けると杉並区を一望できる夜景のご褒美。
天を見上げれば、星空もととのいを加速させる。
なんて贅沢なんだ。
スマホから遠隔操作もできることで、出張先でも奥さんがサウナ入りたいタイミングで準備をしてあげられる。
こんな優しいパパになりたい。
自宅サウナがあることで施設サウナの回数も減り、出費も減ったという。
そして好きな時、好きな仲間や家族と気軽に入れる。
「家庭が平和に。サウナが日常になるよ」
なかしーさんの言葉に胸が熱くなった。
帰り道、電車に揺られながら「次、いつ会えますか」と指を動かす。
あぁ、もう入りたい。
■オーナーDATA
なかしーさん（37歳／会社員）
エリア：東京都杉並区
住居タイプ：賃貸アパート
家族構成：妻・子
■サウナdata
製作費用 ：約100万円 (ストーブ込)
設置しようとした経緯：
サウナを作れる知り合いとの出会いにより設置を決意。工期：11月末くらいから3週間で完成
（作り始めてからは早かった、作り始めるまでのデザイン案に時間がかかった）月々のランニングコスト：電気代＋１万円くらい
ストーブ：お家でサウナ「Revitalaize Sauna」100V電気ストーブ
フレーム：米つが
パネル：３０＊４０ 垂木
2．5mmラワンベニア板
背もたれ SPF
仕上げ：漆喰、渋墨
屋根：垂木と米つが、ポリカーボネートナミータ
入口の取手はビルダーが富士山で拾ってきた木を使用
■こだわりの自宅サウナグッズ
なかしーさんオススメの自宅サウナグッズもちらっとご紹介。
サウナの中で一人で仰げる扇子、暑さが足りないときに使用すると気持ちいい熱を浴びれる。
肩や上半身だけでなく、下半身をほぐしたり、沢山のセルフマッサージに活躍できる、蓄熱性能が付いたストーン。
坐禅スタイルの座り方で"ととのえる"究極のサウナ用クッション。
自宅サウナ紹介まとめ
Instagram ：https://www.instagram.com/livin_sauna/
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