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はじめに

Bon jour!

僕は今、JOCVの2022年度4次隊、障害児者支援の隊員としてセネガルに来ています。

セネガルのことやセネガル人のことを僕はまだ何も知らないし、本当のことは何も分かりません。
なので、セネガルに来た一人の日本人の勝手な感想や想いだと思って、読んで頂ければと思います。

Jour 196-223

11月6日-12月3日。
どうしても更新が滞ります。SNSの更新って大変だ…。
毎日や定期的に、更新してる人たちすごいです。
まぁ僕はこのまま、気が向いた時に更新していきます。

大学院説明会

この前、気になっている大学院の説明会にオンラインで参加した。

だいぶ早いけど、帰国後の進路も考えている。
セネガルに来る前から、訓練所やGPでも、「帰国したらどうするの?」と質問されたり、協力隊経験をどう日本で活かすか?っていうのは、大きなテーマでもあるため、考えさせられる機会が多かった。
また、周りの先輩たちや同期たちとも、話し合うことが多い。

それもあって、僕も帰国後の進路について考える。
と言っても、僕は「大学院に行きたい」っていうのはなんとなくずっと考えているので、どこにフォーカスするかで悩んでいるといった感じだろうか。
僕は今「国際協力」の現場にいるけど、「国際協力」について、何も知らなし、「もっと知識があればな」と思うことも、「福祉の現場経験ももっとあれば」とか、「福祉」についてもっと究めていきたいと思う気持ちもあります。
活動しながら感じる、今の葛藤や自分の現状と、何が自分はやりたいのかを大事にしながら、「もっと〇〇しておけばよかった」と、いつかの自分が後悔しない選択をしていきたいと思う。

視察

これもまた、ある日。
とある日本企業の方々が、セネガルに訪問していて、僕の活動先にも視察にいらっしゃった。
首都にいることもあり、今のところ月に1回ほどのペースで、日本企業の方々や日本人の方々が視察等にいらっしゃることが多い。

配属先にアポを取ったり、現地の人たちになぜ視察に来るのかを説明をするのは僕で、僕も自分の活動がある中で、活動の時間を割いて、何も知らない人たちに分かりやすく説明しなきゃいけないので、すごく勉強になる。
ほんのちょっとだけめんどくさい笑

まぁ実際、活動をしているとどうしても外国人だけど内部の人間になっているので、視察側として外部の人間として、活動先を客観的に見ることができる機会になっているのはありがたいです。
あとは自分がいることで、日本の企業の方々と自分の活動先の人たちが繋がる機会が生まれているのは嬉しく思う。
これからもいろんな人たちの視察や見学をお待ちしています。

計画策定

ようやく活動計画を策定しました。
正式には「活動計画表」(第2号報告書)です。
基本的には、この計画表は赴任6ヶ月後に提出となるので、そのタイミングで配属先+在外事務所+隊員の3者で協議、合意して具体的な活動計画を策定します。
なので、僕も本来であれば約1ヶ月前ほどに策定するはずでしたが、諸事情も重なり、このタイミングでの策定となりました。

内容としては
・活動計画の説明(800字)
・活動計画策定に向けた配属先との意見交換(500字)
・配属先の動向(500字)
・受け入れ国の人々との交流(500字)
・任国事情、広報活動等(500字)

で、それと活動目標とスケジュールを明確にし、活動を計画的に進めることができるように活動計画表(日本語Verと現地語:フランス語Ver)を、作成します。

要望調査票や、実際に自分の目で見て、過ごしてみて感じること、自分にできることとやりたいことをミクロ、メゾ、マクロで考えて、計画表に落とし込んでいきました。(僕の場合は)
結果的には、配属先のセンター長にOKをもらったので、計画表通りに、自分のやりたいことをやれる手筈となっています。
自信を持って自分の中で策定しても、まだまだ不安もあります。
もちろん、活動計画を変更するのは全然OKなので、躊躇せず変更していくつもりです。

簡単に僕のここでの活動計画について書くと

①各クラス(11クラス)を巡回して、子どもたち(150人超)の認知、発達アセスメントを行い、情報を視覚化すること。
②各クラス(11クラス)を巡回して、授業で使用する教材を各クラスの先生と、子どもたちの特性に合わせて作成すること。
③Activités Amadouと題して、定期or不定期で僕が提案する活動(感触、感覚、運動、音楽、関わりあそび、製作、昼寝、散歩、塗り絵、折り紙、習字、マッサージ、その他の活動)を子どもたちに選択してもらい、一緒に活動をすること。
 
の3つです。

①と②に関しては、要望調査票や隊員派遣計画(なぜ自分が派遣されたのか、数ヵ年計画みたいなやつ)を参考に、自分ができることに絞って、決めました。
配属先からは、やはり「教員」として授業をすること、「授業の改善」という点を求められていましたが、計画策定の場でも改めて、「自分は教員じゃないし、急に授業を誰かの代わりにやるのはできない」と正直に伝えました。
今までは、「できない」と伝えることに抵抗がありました。だって悔しいし笑
特に、そういう仕事?興味のある分野?というか自分が熱を捧げる場では。
プライベートとか興味のないことは別にいいです。

何が違うかは置いておいて、「できない」と正直に伝えることは大事だと思いました。悔しかったけど笑
こっちに来て、7ヶ月が過ぎ、配属先で活動できる日数も、この先のスケジュール(ノエル休み、大統領選挙、ラマダンなど)を考えた時に、限られています。
だからこそ、「できること」と「できないこと」をしっかり考えて、「できること」に注力していくこと。
小さな変化の波を波及していくことを、大事にしたいと思います。

③に関しては、要望調査票にも隊員派遣計画にも書いてませんでした。
来る前から「やりたい」って思っていたことでもなく、ほんの最近思いつきました。
たぶん、本来の計画策定のタイミングだったら、組み込めてなかったと思います。
基本的に、ここでは「受け身」でいいと思ってました。
なので、①や②のように、見学や黒子に徹することをしようと思っています。
さっきの話に戻るように、やっぱりここで、自分にできることって限られているし、正直な話、自分がいても、いなくても何も変わらないし、いることで変わることは、いなくても変わっていくことだと思います。
それに、自分が「教員」として教壇に立って、自分がメインになるということは、配属先にとって期限付きのことでしかないし、マンパワーでしかないことだと思うからです、個人的に。
僕はまだ「国際協力」の「こ」の字も知らないほど、知識はないのであれですが、「支援のカタチ」って色々あると思うんです。

何か物資やお金などをとにかくつぎ込む段階だったり、良くも悪くも「支援する側」が一方的に、何かを主導していく段階だったり、サポートに入って、ゴールも分かっているけど、それを教えるのではなく、一緒になって考えて、ゴールを導き出していく段階だったり、「支援される側」が自分自身の手でゴールに向かって、答えを導き出していく力を養うために、サポートに徹する段階だったり。

その上で「協力隊」っていうのは、現地の人たちと一緒になって、考えて、知識や技術を移転し、現地の人たちからも多くのことを学んで、それをまた日本の現場で活かしていくって感じです。

とまぁ、長くなりましたが、何が言いたいかと言うと、③のように自分がメインになる活動というか、自分がいないときやいなくなった後の継続性再現性に欠けることはしたくなかったし、する意味があるのかなって思ってました。特に僕はCPがいないので。
それでも③を活動に組み込んだのは、思いついたのは、ここで過ごしてみて感じたことと、わがままかもだけど「自分が楽しい」と思うことをやりたいと思ったからです。

①や②の活動も好きだし、各クラスを見学して、子どもたちを観察して、子どもたちや各教員たちの力になるのであればそれは嬉しいことなので。
でもやっぱり、子どもたちと遊びたいなって。笑

こっちに来て、今まで知らなかったことや途上国(セネガル)における障害児(特に知的、発達障害)の現状を目の当たりにして、協力隊として自分ができることの無力さを思い知って、それでも彼らの未来を少しでも変えていけるように、今の自分にできることをやってみたいと思ってます。
どこまでできるか分からんし、それが本当に意味、意義のあることなのか分からんけど。
何もしないより、何かしたいなと。
「いつもと同じ」が重要な彼らにとっての「いつもと同じ」日常を、ちょっとでも彩れたらなと。

マラソン大会

11月19日、ダカールにてマラソン大会があり、僕も参加してきました。

世界日記でも書いているので、詳細はそっちを参照してもらって。

兎にも角にも、初めてのハーフマラソンでしたが、ジョグして、歩いてを繰り返して、なんとかゴールできました。
そこから1週間ほど、ずっと筋肉痛でした笑
また今度、機会があれば走ってみたいと思います。

道中で出会ったセネガル人。車で送り迎えをしてくれました。

世界子どもの日

11月20日。
この日は世界子どもの日でした。
こちらも世界日記にて、書いているのでそちらを参照を。

https://www.unicef.or.jp/wcd/


子どもに関わる、一人の大人として。
この地で、僕にできることを積み重ね続けたいと思います。

安全対策協議会&健康診断

公務として、「安全対策協議会」というセネガルに居住するJICA関係者、全員がダカールに集まり、セネガルにおける健康管理、交通安全対策、治安情勢、安全管理などについて学ぶ機会がありました。
また、事業運営会議も合わさり、JICA事業や対セネガルJICA事業と言った各プロジェクトなどの説明と各事業を担っている専門家さんたちからの好事例などを紹介してもらいました。
正直、話についていくのが精一杯。というより、内容がちんぷんかんぷんでした。笑
専門用語多すぎて、分からなかったです。
「もっと勉強したいな〜」というのと、こっちに来てみて思うのは専門家にも憧れます。
もっともっと悩んでいこうと思います。

そして、そのままJOCV全25名が集まり、新隊員7名の自己紹介と委員会活動等に分かれて活動を行いました。
年内に全員が集まるのは、おそらくこれで最後になると思います。
隊員たちが増えてきて、自分も7ヶ月を過ぎ、ここで過ごしている時間的には真ん中くらいになってきました。
僕にはセネガルでの同期や、同任地がいません。
少し寂しい気持ちと、いろいろ話を聞くと、人間関係も大変だなと思います…。
まぁ変わらず、ここで出会うセネガルの隊員たちとの繋がりを大切に過ごしていきたいと思います。

それと
健康診断も受けました。派遣中に1回だけ、健康診断を受けます。
タイミングは事務所の判断です。
もう少し遅いタイミングかと思っていましたが、このタイミングでした。
レントゲン撮影や血液検査など、一通りの検査をしっかりやって、結果が出ました。
結果は何もなく、健康でした。
良かったです。
ひとつ言えば、体重だけ気をつけてとのことです。
隊員の中では、こっちにきて12キロ落ちた人もいます。
他国の同期も10キロ以上落ちた人がいます。

僕もこっちに来て3キロだけ落ちました。
今、セネガルの体重計で55キロなのですが、これ以上落ちないようにと健康管理員の方にアドバイスを頂きました。
まあその方も、あまり食べないタイプらしくて、無理矢理食べているとのこと。
食欲がないとか、食事が合わないとか、身体の調子が悪いとかではないので、大丈夫です。
むしろ身長は1センチ伸びて、176センチになってたので。
よく男性隊員は体重が減ると言われているので、よくあることらしいのであまり気にせず、健康と安全第一でこれからも過ごしていきます。

アフリカ最西端

セネガルはアフリカ最西端にある国です。
そしてダカールは最西端にある首都でもあります。
てことで、アフリカ最西端にある「アルマディ岬」に行ってきました。

謎のモニュメント
TOKIO:東京の文字も

元々は、高級ホテルがあり、そこの敷地内にあるビーチでしたが、そのホテルが今は取り壊されていました。
辿り着くまでの道中に、警備員さんがいて、場合によってはお金を取られることもあると聞いていましたが、全然そんなことなく、フツーに入れました。
何か、記念碑見たいのがあるわけでもなく、本当にここが最西端?って感じでしたが、景色はとても綺麗でした。
今度、ここで釣りでもしようかなと思います。

近づくクリスマス

あっという間に、12月に入りましたね。
日本でも街中でクリスマスソングが流れている頃でしょうか。

ここセネガルは国民の96%がムスリムの国ですが、クリスマスに向けてムードが高まっています。


ちなみにフランス語でクリスマスはノエル(Noël)と言います。
スーパーなどでもノエル飾りがたくさん並んでいます。
Marché de Noël(クリスマスマーケット)もちょこちょこ開催されてます。

中国モールのサンタさん

配属先でも、子どもたちのためにノエルの製作準備を同僚たちがしています。
ただ、がっつり先生たちが作りすぎてます。
僕も「作るの手伝って」と言われますが、「それを子どもたちとやろうよ」って思うし、もう完成してんじゃんって感じです笑

もっと子ども任せでいいのになぁ。と
ということで、自分の活動として、希望する同僚のクラスでノエル製作をやる予定です。
楽しみです。

とりあえず今回はここまでってことで。

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