Mon journal 🇸🇳【Jour14〜15】

はじめに

Bonjour!
僕は今、JOCVの2022年度4次隊、障害児者支援の隊員としてセネガルに来ています。
このnoteはどこまで続けられるか分かりませんが、セネガルでの日々を記録に残したいと思い始めました。
ここには個人的な感想や想いを正直に綴ろうと思います!
また、その日に書ける日もあれば、後日にまとめて書く日もあります。その時その時の気持ちや感情じゃないかもしれないけど、残していきます。

セネガルのことやセネガル人のことを僕はまだ何も知らないし、本当のことは何も分かりません。
なので、セネガルに来た一人の日本人の勝手な感想や想いだと思って、読んで頂ければと思います。

Jour14(14日目)

2023年5月8日
昨日あんなに寝たのに、まだ眠い朝。

今日からウォロフ語の学習が始まりました。
まずはアルファベットと発音から。
ウォロフ語の母音は
a aa à e ee é éé ë i ii o oo ó óóがあります。

先輩たちから「呪文唱える感じ」「書く人によって同じ単語も綴りが変わるけど気にしちゃダメだよ」って言われてたけど、その通りでした🪄
僕の場合はずっと同じ先生だけど、ちょこちょこ綴りが変わります。
色々と細かいことを気にするのを諦めて、素直に受け入れるようにしてます笑

「こうだから」って言われたら「分かりました」って素直に受け入れられるようになったのはきっと、大学でスペイン語を第二言語で選択して、大学4年次にハングル語を親友と遊び半分て受講して、その時くらいからかな🏳️

海士町でお世話になった人が、「絶対に諦めない強い意思と、潔くスパッと諦める勇気、両方大事だよ。」って言ってました。
なので今回も潔く諦めよ♪

と言っても難しいものは難しい…。
ちゃんと話せるようになるのかな？

Jour15

2023年5月9日

少しずつ、周りのモスクから聞こえてくる音に慣れてきたというか、心地良くなってきているのかな？

遠慮と恐れ

昨日の帰り道、いや朝食を食べ終わってから、先生に「なんで用意されているコーヒーやココア、チョコクリーム、ビサップのジャムを使わないんだ？砂糖やミルクもあるし。」と問われた。

毎朝7時30分頃に、語学学校に行くと僕のために早く来て、鍵を開けて待っていてくれる眠そうなおじさんがいる。
学校に通い始めてから、最初に朝食を食べた日。
ウォロフ語を話すそのおじさんから、朝食の説明を受ける。

机の上には
フランスパン半切れ、ビサップのジャム瓶、チョコクリームのバケツ、お湯が入ったポット、粉末のコーヒーとココアにミルク、大量の角砂糖、ゆで卵、銀紙に包まれたチーズ、りんごとオレンジ、コップやお皿、スプーンにナイフが置かれていた。

ウォロフ語だったので、内容は分からないけど、机の上の状況とおじさんのジェスチャーからなんとなく察することができる。

朝からセネガル料理でも、出てくるのではないかと警戒していたけど、シンプルな食事に安心し、朝から基本的にガッツリと食べなくてもいいなと思う僕にとっては多すぎる量の食事ではあった。
まぁ、なんというか3食きっちりと訓練所みたいに毎日食べる習慣なら食べるし、働いていた時みたいに、1日1食でも平気だったりするので、あんまり関係ないのですが。

そんなこんなで、初めての語学学校での朝食。
そんなに無理して食べなくてもいいかなと思いと新しい場所に来たドキドキと不安もあり、飲みものとパンを少しだけ頂こうと決め、ポットのお湯を覗いてみると、少し茶ばんでいる…。
1回煮沸してるし、大丈夫でしょ！と思う自分と素直に悩む自分。
結局、持ってきていたお水を僕は飲んだ。

チョコクリームとジャムも、わざわざ僕1人のために新しいものを買ってきてくれていて、卵はこっちだとどうなのか分からんけど、日本じゃ高騰してるし、色々と考えすぎて、なんだか申し訳なくなって、その日はフランスパンをナイフで小分けに切って、そのまま何もつけずにかじるだけにして終えた。
そんな日を2日続けての昨日。

「なんで用意されているコーヒーやココア、チョコクリーム、ビサップのジャムを使わないんだ？砂糖やミルクもあるし。なんでチーズもゆで卵も、フルーツも食べないの？嫌いなの？」と先生は問いながら、まだ未開封だった粉末のコーヒーもココアもジャム瓶も開けていく。

数日前の授業で
「初めて来た国で、初めて会う人たち、日本とは違うこともたくさんあって、信じるのは怖いかもしれないけど、疑いを持つな」
的なことをフランス語で言われたのを思い出す。
そして、
「ここはあなたのための学校なんだから、なんでも聞きなさい。扉はいつでも開いてるわ」
と初日のオリで、同じくフランス語で言われたのを思い出す。

その言葉がずっと頭から離れなくて。
この語学訓練期間中だけでなく、協力隊として過ごす2年そのものを言われてる気がなんとなくします。

日本語も素敵な言葉や言い回しがたくさんあるけど、フランス語やウォロフ語にも、日本語には訳せないような素敵な言葉がたくさんある。

それに、比喩というか表現の仕方も話す人によって違うから、おもしろいと思う。
もちろん僕の誤訳かもしれないけど、「扉はいつでも開いてるわ」なんて表現は日本語でも僕はしたことないのに、サラッと言えちゃうのっていいなぁと思う。
古典の授業とか昔の人たちが和歌とか俳句を詠んじゃう気持ちが、高校生の時は訳わからんかったけど、今なら少しだけ分かる気がする笑

とりあえず、その言葉を思い出して、
最初は遠慮だったかもしれないけど、自分の都合のいいように解釈して、自分の中の恐れや日本とは違う現実から目を背けて、「遠慮」としてすり替えていたんだと思う。
その日の帰り道、途中まで先生と一緒に帰りながら、別れ際に先生が笑いながら言う。
「Amadouは明日から朝食を食べる」と。

次の日、だいぶ躊躇ったけど「コーヒーかココアならどっちにしても茶色だ」と結論づけて、味的には甘い方がいい気がしてお湯を注いで飲んだココアは、日本のより薄〜くて、でもほんのり甘くて美味しかった。
チョコクリームはほとんど砂糖なの？！っていうくらい激甘なので断念して、ビサップのジャムをフランスパンにつけて頂きました。
チーズもゆで卵も頂いて、フルーツは夕食用に持ち帰ったけど笑

相手を信じること。疑わないこと。

簡単なようで、まだまだ僕には難しい。

噂の症状

訓練所でのとある講義で、任国に行ったら十中八九、原因不明の発熱や下痢症状が続くことがあると教わった。

ちょうどセネガルに来て、1週間くらい経ってから、お腹は痛くないけど排便に行くと毎回下痢が続いている。
1日1回以上、欠かさず排便をする快便人間の僕が、1日複数回も排便に行き、そのどれもが下痢という始末。
「ついに訓練所で聞いてたやつが僕にも来たかと」。
まぁお腹は痛くないし、今のところはずっと語学学校だし、遠出してるわけでもトイレがないわけでもないので、困ってはないけど。
これを書いている5月14日も、まだ続いているということで、僕の下痢の道はまだまだ続くのかな？笑

汚い話ですみませんでした🙇‍♂️