2、植える時のポイント
事前準備がすんだら、いよいよ植えていきます。
植えてから芽が出るまでは待ち遠しい時間となりますが、ダリアは地中で準備しています。
優しく見守ってあげてください。
1、ダリアは浅植え
ダリアは他の植物の球根と違い、浅植えです。
球根の芽(または発芽点)が上になるように横に寝かせて植えますが、被せる土は3㎝~5㎝程度です。
球根の形に合わせながらスコップで掘ってください。
(アブラムシ等の害虫対策で農薬を使う場合、オルトラン粒剤を一つまみ頭の部分に撒き、直接球根に触れないように少し土をかけてから球根を置いてください。根から成分を吸わせ株の防御力を高めます。)
土をかけたら、芽がでるまでこのままにします。
(鉢植えやプランターの場合は、土が乾いたらあげる程度。)
※植えてから毎日水をあげて、球根を腐らせてしまうのが良くある失敗です。
2、株間の間隔
複数株植える場合は株間70㎝前後がオススメです。
ちなみに切り花生産者は40㎝~50㎝が多いみたいで、ダリア園は1m。
切り花として切らない場合は、間隔が狭いと手入れがしづらく風通しが悪いとうどん粉病になりやすくなります。
かといってダリア園ほど広くすると、品種によっては真っすぐ伸びるので全体で見たときにスカスカな印象になります。
また、植える場所には等間隔で割り箸を立てるなどしておくと、植えるときに楽です。(頭の向きをどちらかに揃えると、掘り上げるときに間違いませんし。)
写真は私が初年度準備した時のです。
(真ん中の2列がダリアで、外側の2列が窒素供給を狙って植えた大豆のです。)
3、芽が出てきたら
鉢植えやプランターではほとんど影響がありませんが、地植えの場合はネキリムシに注意が必要です。
ようやく芽が出てきたと喜んでいたら、翌日葉がしおれて元気が無い。
株元を少し掘ってみたら茎がかじられてほぼポッキリ(泣)
それを防止するために、ダリア園では「ネキリエース」という殺虫剤を株の周辺に撒きます。
自然栽培(野菜)の生産者さんは、塩ビ管を輪切りに切ってガードしたり、行燈をつくってガードしている人もいます。
ペットボトルを輪切りにするのも良いのですが切りにくい為、数量が必要な場合は大変です。
また水やりは、地植えの場合は土が乾いたらあげる程度にします。(指を土の中に突っ込んでみてください。湿っている場合にはあげません。)
理由としては、水をあげる習慣がつくとダリアは水は定期的に上からいただけるものだと認識し、地中に根を張り水分を求めることをしなくなるからです。
鉢植えやプランターの場合は、そもそも土と保水できる量に限りがあるので、朝夕たっぷりの水をあげてください。
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