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皇の時代の羅針盤 その四

月 刊 プ レ ジ デ ン ト イ ー グ ル
                        vol,4 1995, 3,10


人 間 心 理 の 戦 略 を 活 か す
経 営 者 は 会 社 を 伸 ば す。 !

三月に入りようやく春の兆しが出始めるころとなりました。マンスリーのテーマが、先なのか社会情勢が先なのか分からなくなるほど世の中が急激な変化をしています。今、思うに昨年、保証理論を発表してから世の中を大きな視点から見てマンスリーのテーマを決めました。そして、その内容は概ね出来上がっております。今回は、そのテーマがどのようなものか先に上げたいと思います。

ホットビジネスマンスリーのテーマ


(1)金はどうなるのか
(2)資本主義の跡にくるものは
(3)オープン社会とは、
(4)黄金の国ジパングはどこに
(5)利権社会からの脱皮ができるか
(6)人生の審神人となれ
(7)周期とは再生なり
(8)ライブ=生(なま、いきている)これこそ人生なり
(9)歴史も人も同じ一日は二度とない、似たような日はあるが。
(10)時間の作り方、
(11)補助金大国日本これを使わぬ手はない。
(12)個人主義と理想国家
(13)人が動かないときは自分に信用がないときと思えば間違いない。
(14)リピートオーダーにつながるシステムとは
以上が、94年12月に決めたテーマでした。今月のテーマは、(3)のオープン社会とはです。このオープンという言葉の内容に深い意味があるのです。さらに付け加えるとこれらのテーマは全て五年以上も前に予測していたことだということです。

それでは、

今月のテーマであるオープン社会について


オープンですから開くまたは、開かれたと言うことになります。また、公開でもあります。さらに、暴露にも取れます。要するに、今まで知らされていなかったものが世の中に公開される時代になったということです。これは昨日今日に始まった訳ではなく、すでに何年か前から始まっています。
それでは、何故オープンなのか?考えなければ行けません。

(1)マスメディアの情報が発達したことによる相互通信が可能となった。

(2)知的レベルが向上し今まで知らなかったものに目が行くようになった。

(3)だれでも思う素朴な疑問、例えば次に上げるようなもの
イ、期末になると増える土木工事
ロ、円高になっても楽にならない消費生活
ハ、官僚指導型の行政に対する不満
ホ、多すぎる、許認可と規制制度
ヘ、良い物を良いと認めない国であり社会
ト、みんなでやれば恐くない式の談合や闇取引
以上ちょっと考えただけでもこれくらいは誰でも分かる事です。
これ以外にもまだまだあるでしょう。

(4)平等という名の不公平に気づき始めた。
このようにして、徐々にオープンな社会が作られて来ました。これからももっと色々なことがオープンになることでしょう。 その兆候として、95年になってから未来予測や現状改善の内容の本が一斉に発売されたり、政治がらみの犯罪や金融不祥事が生じたりすることなどもその現れの一つです。
オープンにして良いものと良くないものがあります。
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━┳━━━━━━━━━━━━┓       
┃ オープンにしてほしいもの    ┃ オープンにしてほしくないもの ┃
┣━━━━━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━━━┫
┃ 農家でないと出来ない農業               ┃ 重大な国家機密 ┃
┃ 法務局が司法書士を勧めるわけ        ┃ 個人のプライバシー ┃
┃ 行政の予算とその使われ方          ┃ 個人や法人の直接利益につながる情報 ┃
┃ 半官半民の法人の公共性      ┃                                                    ┃
┃ 明治の法律が今も生きていること  ┃                                                    ┃
┃ 規制があっても規制されていないこと ┃                                ┃
┃ 大手の大企業でしか出来ないような複雑な許認可 ┃          
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┻━━━━━━━━━┛
このほか、司法、行政、立法の三権分立の明確化と行政改革の推進であります。94年より行政手続法により今までよりは少しは許認可が早くなるということは良いことでしょう。

サイレントマジョリティも、これからは諦めずに興味と関心をもって自らの市民生活を豊かにして行く自覚と義務とを持って、堂々と権利を主張して行くことが大事だと思います。

ここでちょっと、話を変えてイギリスのベアリング社の倒産について考えてみましょう。一人のディーラーが取引したデリバティブ市場についてです。このデリバティブ市場とは、簡単に言うと虚業の世界です。オフシェアの先物取引です。これは、虚構の世界ですから通常取引の何倍もの取引が可能になります。例えるならば日本の国家予算の四倍から五倍位は動いているようです。ですから一瞬の間にベアリング社が倒産しても当然な取引だということです。これはベアリング社だけの問題ではありません。何故なら、世界中の金融機関がこれに手を出していると言うことです。

ここ数日の円高についても、一時88円台になったが3月9日には91円台に戻り、マネーゲームも一段落付いたと言いますが、これでも円高には変わりがないと言うことです。このような感じでさらに円高は進み80円台から80円を切ると予想されます。そうならない為にも自国流通貨幣の円滑化と必要な物はどんどん輸入して物価を早く下げることです。 仮に、世界中が経済破綻をしても国内における産業のすべてが、だめになる訳ではありませんからかえって御破算で願いましてはの状態で一からやり直しが効いて良いのではないかという真剣な経営者もかなりいるようです。これは、何を保証にして良いか分からない状態です。今の世の中すべてにおいて保証が切れたら何が起こるか分からない環境になってしまっていると思われます。

ここではっきり言えることは、損をしたということがあればその反対に得をしたという事実があることです。これは、表裏一体のことです。報道は、この本当の部分である見えない部分を明らかにするべきだと思います。何故ならマネーゲームには必ず勝つ人と負ける人とがいる訳ですからどちらも報道することが本当ではないでしょうか。

最後に、円高になると本当は良くなるということも考えてほしいものです。強い円があれば海外にどんどん出て行って大きなビジネスチャンスが広がります。輸入するものが安くなり物価は当然下がり暮らしやすくなります。外国人労働者が日本に来て二~三年で稼いだ金で自国に帰ると大金持ちになれるのに日本に居たら一生まるビで終わってしまうということがおかしいのです。

これは、働いて稼ぐ人と働かずに使うだけの人がいるからです。大企業から中小企業まで入れて生産したものを販売して多くの外貨を獲得しても色々な特殊法人や行政ではただ使うだけだからです。国の関係は補助で成り立っているが民間の中小企業は本当に困ったときには何の救済保証もなく倒産に追い込まれるケースが多いのではないかと思います。

追記

アメリカンのサブプライムローンの破綻がありましたね。
銀行が潰れるという破壊が起きました。

銀行の合併、町村合併、これらは何を意味しているのでしょう?

思いもよらない不祥事が起きてきています。

追記02

観光客がグルメをバク食いしている。これは、国内で飲食を
輸出しているようなものだ。
円安で輸出業者はホクホクだろう。
国内生産国内消費は、輸入しているようなものだ。

外国人は、日本の良さを知って金持ちがやってくる。
今年は300万人も来日しているようだ。

日本人は治安が良いのが当然だと思っているが、C国やK人は日本の弱点を知ってやってくる。
観光ビザで来日して、不法滞在して、難民申請する輩や国外に扶養家族を
一族郎党申請している輩もいるようだ。

移民や難民には注意が必要です。
人口が増えコミュニティを作って、ない権利を主張してくると
外交問題が嫌な政府や議員たちが、偽善者に成り代わる。
あとで考えてみると売国行為である。

龍馬が歴史の教科書から消え去るようなものだ。

小栗小平のような人物が必要なのです。小村寿太郎でもいいだろう。

トラトラトラは、何だったのだろう?

真実に目を向けて、本当の意味の世界平和を考えるべきである。

皇の時代がヒタヒタと近づいてきている。毎日の中にその兆しを
見出すことだ。



 

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