やりたいことをやる、失うことに感謝

 やりたいことをやる。そうすることで楽しくなる。
 本当にそうなのか。
 やりたいことをやると、何かを失う。
 時間、体力を失う。そして、お金や人間関係なども失う。
 何も失わずにやりたいことをやることはできない。
 失うことがわかっていてもやることが、やりたいことだ。
 でも、時間、体力は何もしなくても失う。
 どうせ失うならやりたいことをやったほうが良いだろうくらいの考え方が丁度いいのではないか。

 やりたいことがない。
 休日はテレビを1日中見ていた。動画を見ていた。
 「結局何もしていない。」
 これは、やりたいことがないから仕方なくテレビや動画を見ていたのか。それとも、楽しんでテレビや動画を見ていたのか。
 楽しいから1日中見ることができたように思える。
 これはやりたいことだと思う。

 やりたいことはをやっているけど、それがやりたいことだと気づいていないだけではないか。テレビや動画をみることが他人からどう見えるのか気にしているから、「結局何もしていない」と思ってしまうのではないか。
 やりたいことをやる時は、他人からどうみられようと関係ない。
 自分の世界に入り込むことができるのがやりたいことをやる魅力だ。

 誰でもやりたいことはある。気づいていないだけ。今までの人間関係は失うかもしれないが、自分の世界に合う人がきっと現れる。
 失った分だけ得ることができる。失うことを恐れるのではなく、これまでの縁に感謝するくらいで丁度いい。失うことで楽しみや気付き、または新しい人間関係を得ることができる。

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いきざま
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