子供が入院中の仕事との両立
ひとつ前の記事に書きましたが、子供が10日間の入院をした時どのように仕事と両立したのかについて書きたいと思います。
私と夫の仕事の都合に合わせつつ、なんとなく火曜日あたりと金曜日で病院の付き添いを交代していました。
入院付き添いの日
途中で検査や回診が入ったりするため一応有給ということにしていましたが、個室にしていたこともあり実際には1日中PCで仕事をしていました。通勤がない分通常よりも勤務時間は長くなっていたかもしれません。家事をする必要もないので付き添い中は身体はむしろ楽だな~と思っていたくらいです。
入院付き添いでない日
出勤して早めに帰り下の子の保育園のお迎えをして、通常の家事や作り置きなどをしていました。
仕事への影響
日帰り出張が1つ入っていたのですが、それは別の人に代わっていただきました。それ以外は基本全て仕事をこなしました。子供がすぐに回復して服薬が必要な以外元気にしていたということが大きいです。仕事で迷惑をかけていないと負い目を持たずに済んだものの、出向していなかったら、仕事をしないで付き添ってあげられたのに(業務を1人で抱え込むことが無いため)と思わざるを得ませんでした。
もちろんSOSを出したら他の方がカバーしてくれたとは思うのですが、仕事が個人に紐づいている組織でワーキングマザーが働くのは大変だなと実感しました。また、通常業務をするということをしましたが、職場に他にワーキングマザーがいたとしたら私が仕事をしたことがその方へのプレッシャーになる可能性もあるので、自分が頑張ればよしということではないなと思いました。
下の子への影響
お母さんと過ごす日を上の子と平等にして欲しいということはいっていましたが、保育園でも元気に過ごし普段と変わりなかったと先生からは聞いていました。下の子は私がいれば甘えるけれどもいないならいないでというタイプなので良かったのだと思います。下の子が不安定にならなかったのは、母としては精神的にとても助かりました。
入院を通した気づき
日本ではまだまだ子供の世話は母親がやるものと考えられている
かかりつけ医で入院の可能性を説明されたときに私が特に迷うこともなく受け入れていたことに対して、看護師さんから下の子がいるのに勇気がありますねというようなことを言われました。私にとっては目の前で苦しんでいる子が治るなら、後のことは何とかするしかないと思っていましたが、まだまだ家や子供のことは母親がやることが多く、お母さんが入院に付き添ったら下の子どうするの?ということだったのかなと思います。
日ごろからのケア労働の分担と自分時間確保をしておく
霞が関への出向前には、在宅勤務中心だった私が家の事や子供の事をしていたのですが、出向後は夫の担当することが増えていたので、夫も下の子も比較的スムーズに対応できたと思います。SNSを見ていると「よき母であり、仕事も頑張り、丁寧な暮らし」のようなキラキラママが出てきて自分は全然できていないと思いがちですが、パートナーと相応に分担しつつ、手を抜けるところは抜いておくこともいざというときに役立つし、自分時間を確保することにもつながると思いました。
困ったときにお金を遣えるって大事
今回付き添いすることにしたため、個室を選択しました。差額ベッド代と付き添い者の食事代などを含めると10万円以上の出費(子供の医療費がほぼ無料なのがありがたい)となりましたが、こういう時にお金の心配をそこまでしなくても良いというのはずっと仕事を続けておいてお良かったと思えました。
最後に、後遺症もなさそうで回復できたことが何よりですが、家族にとっての一大事をみんなで乗り越え結束が深まったような気がしました。誰か一人がすごく負担を感じるのではなく、それぞれができることをやってそれをお互いねぎらうといったチームになれたかなと思っています。
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