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世界はちょっとした工夫で出来ている

人間百年の親会社は今は撤退してしまいましたが、数年前は自社のLED照明を製造販売していました。
ひとことでLED照明と言ってもいろいろな種類があります。

昼光色、昼白色、白色、温白色、電球色といった具合に太陽光レベルの明るさから徐々に照度を下げていき、室内が明るすぎると人はストレスを感じるそうなので、環境やTPOに合わせた調光にしています。

虫の嫌いな周波数帯域の光を放つ照明は葉物野菜の近くで放たれています。

また、日暮れから夜明けまで照明を点灯し、暗くなると生殖活動をするなんとか蛾に生殖をさせないようにして蛾による葉物野菜への被害を守ったこともあります。

虫の大好きな周波数帯域の光は、郊外のコンビニの入口あたりで放たれています。

駅のホームの端っこの照明がブルーなのは自殺予防なのです。
青い光は、気持ちを安らかにする作用があるそうです。
人間の心理的状況を利用して、切ない事故を回避させているのです。

世の中、ちょっとした工夫で問題を回避していることってありますよね。

小便器の周りに粗相をすることを予防するために、小便器の中に的をつくったのもちょっとした工夫ですね。
因みにボストン大学で男子の小便の跳ね返りの研究をしているのを見たことがありますが、チン先と便器が15センチ以上離れると跳ねるという結果が出ていますので、ちょっと前にというのは理にかなっているのです。

ある町内会では、回覧版がなかなか回って来ないのを改善するために回覧板を大きくしたそうです。
邪魔になるくらい大きくしたので、この邪魔な回覧板を早く回そうという心理が働くようになったそうです。

駅前に違法駐輪が増えてしまって、考えた末「自転車捨場」という看板を立てたら、違法駐輪が減ったとか、かなり前にTVで観ました。

さらには、道路わきの路側帯に空き缶や空き瓶の投げ捨てが絶えないので、神社の鳥居の看板を設置したら、投げ捨てがパタリとおさまったとか、
罰が当たると何となく思ったのでしょうか。

罰則や強制力で何とかするとストレスや軋轢を生みだしがちです。
性質や心理を読んで、ひと工夫する

そういう観点で世の中を観てみると世界はちょっとした工夫で満ち溢れているようです。

どうですか、皆さんの周りでもちょっとした工夫見当たりませんか。

100Love

人間百年ラブラトリホームページ
https://pro.100love.jp/p/hom


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