ビジョンビジョン③稲盛会長
ドウキゼンナリヤシゴコロナカリシカ
動機善なりや私心なかりしか
京セラの創業者稲盛和夫さんの人生の軸となる指針です。
稲盛さんは若い頃、寝る間も惜しんでセラミックを追い求めていたと聞きます。
27歳で京都セラミックを創業、その後「京セラ」と言えば誰でも知っているというところまで発展させた稲盛和夫会長
因みにセラミックとは、金属/高分子(プラスチック)/希土類のなかで希土類(土)に属し、固くて熱や腐食に強く、絶縁:電気を通さない性質が買われ今では工業部品から家庭用品まで使われています。
稲盛さんはその後、外部に経営手腕を発揮していきます。
NTTの独占だった電話事業を民間でも活性化させるために、第二電電をつくってKDDIを設立、これによって電話代は安くなり、通信事業が一大産業になっていきます。
カメラの老舗ヤシカを吸収し、一時、京セラは、デジカメの分野でも一世を風靡しました。
セラミックの集積回路の開発、携帯電話事業にも参入し、KDDIから関西セルラー、そしてauへと展開させていきます。
押しも押されぬ素晴らしい実績を買われ、当時経営危機だった日本航空(JAL)の社長に就任
その時は、相当迷ったそうです。
動機善ナリヤ私心ナカリシカ
「動機善ナリヤ」これは間違いなく動機は善、
日本を代表する飛行機会社の経営危機、救ってほしいと言われれば何を置いても全力でやる。
粋善デアル
しかし、「私心ナカリシカ」これには引っかかった。
経営が立て直しできた暁には、もっと有名に、もっと偉く、さらに名声を得てしまう。
ですから、日本航空の社長を引き受けた日から、
「私心ナカリシカ」
は毎日自分に対して問い続けていたそうです。
結果は周知のとおり、日本航空はV字回復しました。
しかも稲盛さんは、最後まで日本航空の株は、一株も持たなかったそうです。
いやぁ、素晴らしすぎるし、潔し!
なんてかっこいいのでしょうか。
日本の多くの国会議員が泣けてくるぐらいかっこ悪くて、恥ずべき狂態の中、姿勢を正してこんな風に真っ当に生きていきたいものです。
動機善也ヤ私心無カリシカ
天晴!
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