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インセクトホテル

インセクトホテルって聞いたことありますか?

人間や動物のホテルではありません。

虫のホテルのことなのです。

害虫を捕食したり、花粉の媒介をしたりする益虫をずっと飼い続けるための虫の宿のことをインセクトホテルと言うそうです。

こういうことを研究し、市井に展開している人たちがいるんですね。

世はまさに循環型を目指す社会、といいますか、元々循環型社会だった日本のスペックを見直して、現代風にアレンジして今の環境に生かそうとしているのです。

昔は、今のように整備されていませんから、軒下に薪が積み上げられて、板敷でも地べたでも虫の棲み家が普通にあったのです。

農家では普通に虫が生息しやすい環境が整っていました。

植物や野菜の成長に欠かせない自然体の循環系が成り立っていたのです。工業化が進むにつれ循環型の環境が失われていったわけです。

巷ではSDGsとかサステナビリティなどと言われていますが、何もしなければ元々あったことの回帰現象とも言えますね。

植物の生態系は虫たちとの共存が不可欠なわけで、不自然な環境をまた一つなんちゃって自然な環境づくりをする取り組みがインセクトホテルだったわけです。

人類は進化と共に科学を発展させてきました。

科学とは、自然現象の定量化のことなんでしょうけど、何だか勝つことや優位に立つことばかりが進化していて、人間本来のよく生きるための環境科学は全然追いついていないように思えます。

わたしは畑をやっているので、畑に行けば、いろいろな昆虫に出会います。

野菜の栽培に悪さをする虫を排除したり、花の蜜を吸うミツバチを観察したり、オケラと遊んだり、ミミズや幼虫を掘り出してしまったときは、そっと土をかぶせたり、虫との関係性も自分なりにありますが、生活環境の中で虫の居場所がどんどんなくなってしまっているのが現状

循環型社会構造を壊してしまった人間が、なんちゃって循環型社会を取り戻そうとひとつずつ取り組み始めているのです。

インセクトホテル

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