味噌作り6年目、思いだけ書いてみた
今年も無事に完了、6回目の味噌の収穫!………収穫?
うん、収穫です!
シーズンギリギリの2月中に何とか仕込みまして、今年も無事にお味噌になりました!
早速納豆汁にしてみたところ、美味しかったー!
仕込み完了の日の右拳の関節、毎年毎回ボクサー並の赤さになってるので…その日はすごーく手が痛いけど…美味しいから頑張れてます。
そんな日を思い出した本日のnote。
今日は、味噌づくりをしたことがないと、ちょっと分かりにくい記事かもしれませんが、
作ったことがない方にも、読んでいただきたいです。
味噌作り、なんか楽しいので!
ほほぉ、とお暇つぶしにどうぞ!
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味噌作りのモチベーションは?
我が家では、私が味噌づくりの一切を取り仕切っております。おほん。
味噌づくり、黒豆煮、両親は食べるけど絶対作りはしません。
リクエストだけは一人前にする………くぅ。
不思議なことに、インターネット情報を掴まされる孫世代(私)は、逆に手間が面白そうだと足を踏み入れて、味噌づくりと黒豆煮をマスターしたわけですね。
なんでも出来る私のおばあちゃんのようになりたい!というのがモチベーションなので、とにかくまず作ってみてます。
味噌づくりをしてきた100歳の祖母は、私の味噌をおかず味噌として贔屓にしてくれる良い顧客です。(当たり前ですが無料提供)
祖母がとにかく、すごくてですね。
100歳なんですけど、杖一本で整形外科に通うスーパーレディなんです。
正月の餅作りや赤飯作り、大根の酢漬け作りは未だに現役で担っています。
持ってるストーリーも強すぎて、この祖母には何もかも勝てる気がしません。何度も死にかけてる人なので………生きてるのが不思議。
さすが大正生まれ、生きてるスタンスのレベルが違いすぎる。
せめて味噌づくりは続けて、私もそのスタンスのカケラを手に入れたい!!
飽きっぽい私が味噌作りを6年も続けてるのは、この祖母の存在が大きいです。
ちなみに今年彼女はコロナの初洗礼を受け、一週間で治してました。
……私は3週間かかったのに……………やっぱり負けてる。
とにかく適当に作るのがイイ!
さて戻りますが、手作り味噌、まだまだブームですよね。先述のとおり、当方も情報に乗せられハマりました。
作るのが楽しくて、完成品が美味しい。
作り方はネット中にあふれています。
良い意味でどの情報もちょっといい加減。
サイトを回れば回るほど情報が違うので、素人は最初、とても戸惑います。
重しは絶対にいります!
和紙で蓋をしましょう!
天地返しはしなくても変わりません!
10ヶ月寝かせないといけません!
ホーロー容器で作りましょう!
これらはよく見かける情報の一部ですが、
私はこれらを一個も守っていません。
つまり、
重しはしませんし、
和紙で蓋はしませんし、
天地返しは美味しくする秘訣だと信じているし、
猛暑だからか約8ヶ月で完成するし、
容器は陶器製のカメ推し。
これで毎年無事に収穫を果たしてますので、ルール無視でも何とかなります。たぶん。
除菌殺菌をきちんとすれば、大体大丈夫。
ちなみにホーロー容器やプラスチック容器はオススメしません。
何年も使うことで、塩分が表面を溶かすため危険だそうです。
私のオススメは陶器製のフタ付きカメ。
ザ、壺って感じの茶色のアレです。↓↓↓
何と言っても陶器は保温が安定してて、カビが生えにくく化学物質の流出も心配なし。(カドミウム出ませんと書いてあるのがオススメ)
あとなんか、味噌作ってる感がして…ビジュアルが良い!
味噌作り、オススメの最後の封の仕方
味噌仕込みは、封印がとにかく大事です!
悪いカビを一回も生やしたことのない私の、味噌仕込みの封印を紹介します。
私のはちょっと独特な儀式です。
味噌玉を容器にギュッと敷き詰めたら、平らにした表面に塩をまく(フタ塩といいます)。
ツボの中にラップをふんわり乗せて味噌の表面を軽くカバーします。
その上にワサビと鷹の爪のお守り(科学的根拠お守り)を置き、ラップをゆるく上部に乗せて陶器のフタをする。
つまり、フタはただラップのくぼみに乗ってるだけ。今度はツボの上半分を覆うようにミイラ巻きラップ。
このラップが外れないように、紐で一周して縛ります。これで虫の侵入を防御。
夏頃にカビの有無等の様子見をするので、この方法だといちいち和紙を外さずとも、中を空気に晒さずとも状態チェックが可能。
ラップは食品用なので、衛生面の信用もバッチリ。
ラップ利用、オススメです。
初心者の頃の失敗
さて、初心者の方にはジップロックで作るのをオススメされてるサイトもあります。
お手軽ですから惹かれますよね。
いい袋をチョイスすれば、たぶんいい方法です。が何も知らなかった私は、スライド式ジップロックで作り、見事に失敗した経験があります。
空気が徐々に入るつまみ付きスライド式ジップロックを使ったからでした。何と言っても発酵スピードが早かった……。
気づいたときには予想したよりもかなり熟成が進んでおり、予定の収穫時期まで待った結果、かなりクセの強い味になっていて、あんまり美味しくありませんでした。
失敗。
また産膜酵母と呼ばれる食べられないモノが、袋に触れる面全体に発生しました。
空気にとにかく触れたからです。
食べる際は、この産膜酵母発生面を全て取り除く事になるので、その分の味噌を無駄にしてしまいました。
よほどカッチリ空気を遮断できる二重式ジップロックでない限りは、難しい方法かもと個人的に思います。
袋をチョイスする時は、お味噌屋さん推薦のものを調べることをオススメします。
育ててみよう
最後になりましたが、味噌は生き物です。
ペットを飼う感覚で育ててるのが、一番楽しい理由かもしれません。
梅雨があけたら、天地返しという、一気に上下を入れ替えるように混ぜることをします。
これで均一に熟成していきます。
8月を過ぎると、カンロ飴みたいな甘い香りがツボからしてきて、ひと夏超すと一気に熟成が進む感じがします。
秋の味覚と合わせて、収穫できる喜び。
一度チャレンジしてみませんか?
締めが雑すぎる(笑)