真珠院~八重姫ストーリー~
2022.06.16
去年の6月。鎌倉殿大爆発中、ドラマではちょうど八重姫が「えっ?」と思うような亡くなり方をした少し後のこと。伊豆の国市に行ってきました。
伊豆の国市中條にある真珠院は、鎌倉時代に真言宗の寺として開創され、室町時代に曹洞宗に改宗された寺院で、本尊は釈迦牟尼仏。繊細で美しい落ち着いたお寺でした。
境内には、源頼朝との悲恋に死んだ伊東祐親の娘八重姫をまつる御堂(静堂)があり八重姫の木像が安置され、その下に供養塔がありました。
祐親は、頼朝と敵対する平家方だったので、八重姫と頼朝の関係を許せず、生まれた子供を川に捨てさせてしまいました。そして八重姫を婚約者の河津庄司に嫁がせようとしましたが、八重姫はそれを拒否し、子供を探して真珠ヶ淵で入水自殺したと言われています。そのとき、はしごがあれば助けられたのに…との里人たちの思いからこのお寺では梯子供養が行われるようになったと言われています(諸説あり)
ドラマとは少し違うけど、この頃の歴史的な文献があまり残っていなくて「諸説あり」の中で、ストーリーはてんこもり、脚本家は想像を膨らませられるいい題材なんだろうな~と勝手に納得。
真珠院へは、伊豆長岡駅から徒歩約20分。駐車場(数台分)あり。