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おやすみラフマニノフ〜中山七里〜
心に引っかかった言葉をメモしています。ネタバレ注意⚠️
最後のどんでん返しはちょっと想像がついてしまうけど、それはそれでいい。演奏中の表現については、自分の好みから言えばあまりピンとこず、飛ばし読み^^;
以下、ちょっと気に入った表現のメモ
初音(学長の娘)と晶(貧乏音大生)のやりとりから物語が始まる
財力とコネを持たない音大生の苦悩、自身の才能への懐疑で荒む心
人は誰でも一度現実で夢をみる
胸に抱いた夢はそのまま膿み腐り、本人の魂を腐食させていく。
練習の基本は反復と考察
後悔と情けなさ
どんなに過酷でも日常になってしまえば不感症になってしまう。
良薬口に苦し。飲まんと症状は悪化する。薬の代わりに夢を喰らうバクみたいなものや。自由ほどひどい言葉はない。褒めて欲しい才能
覚悟
魔物ストラディバウスをもう一度弾くために
選んだものの責任
毎日が取捨選択。その集積が現在。捨てたものへの責任を果たすために選んだものを大事にするしかない。
音楽を奏でる才能は神様からの贈り物。人と自分を幸せにするために使いたい。
災害は人を選ばない。どう対処するかは人が選べる。逃げるか、それとも戦うか。
計算できる未来なんて存在しない
人間性を売り渡したものにはそれ相応の報いが用意されている
感想)人生全てが通過点
取捨選択の結果が今である。だから自分の責任で前を向かなければいけない。今の自分は何者でもない、自分の選択の結果。後悔する前に前を向いて進んでいく。そんな生き方ができればいい。