タイヤ交換地獄
ロードバイクで最初にアップデートする機材はやっぱりタイヤですよね。私もアルミバイクの鉄下駄についていた謎のツルツルタイヤからボントレガーのR3に交換した時の感動たるや。マジでこんな進むんか?ってあの感動、タイヤ交換最高。
そして今現在乗っているバイクの履いているコンチネンタルGP5000がだいぶヘタってるので交換する事にしましてね。
通勤用に乗っているピストにIRCタイヤのJETTYってタイヤを使っていて、一本3000円しないくらいなのによく転がるしグリップも良いのでIRCタイヤのロード用タイヤアスピーテプロを試して見る事にしました。この時はまだ何も知らない期待しかない。
結果から言いますけどバカみたいに固い。ビードが固い。他のタイヤとレベルが違うと言うか、これサイズ間違ってない?物理的に入らんくない?って疑うレベルでビードが落ちません。
素手で入れてると4分の1くらい残して入らない。調べてみるとやはりネット上は地獄絵図。固い、ハメにくい。どうやら対パンクベルトがサイドまで入っているのとフックレスリムに対応する為にビードが伸びないようになってるみたいです。
昔買ったボントレガーのタイヤレバー使って入れていってたら途中で折れましたね。しかも2本。嘘だろ?
この間にラテックスチューブは破れてしまい、バルブエクステンダーも付けてたからこれだけで6000円の損失すでにかなりピキっています。武器をパークツールのタイヤレバーに持ち変え作業続行。しかし無惨にも一本が弾け飛んで行方知れず。ダメじゃないですかね?
タイヤレバー使ってテコの原理で押し込むもその反対側が外れて一向に作業が進まない。この時はすでにブチ切れてリムが割れようが知らん!ってテンションで作業しています。
数時間格闘の末にようやく入りました。空気も入る。感動して眺めているとタイヤサイドに矢印が。不吉な予感。迂闊な自分。恐る恐る確認するが、もちろん反対だった。まさに賽の河原の石積み。衝撃が大きすぎると人間は感情が追いつかずに虚無になります。これが悟り、空を知る。などと現実逃避するしかないんですよ。
流石に外すしかなく、覚悟を決めるも外れない。今まで外れないタイヤは体験した事がなかった。リムとビードの隙間がない。タイヤレバー1本さすと2本目が入らない。これも1時間くらいの格闘の末外れる。もう指の感覚が怪しい。この時予備の軽量ブチルチューブは破れる。流石に限界なので翌日へ。
ネットで検索してみるとシュワルベのタイヤレバーかタイヤグライダーと言うのが良いらしいのでシュワルベのレバーはスポーツデポで買いタイヤグライダーはネット注文。これで勝負。
ショップで一通り愚痴ってチューブを購入し帰宅後作業開始。
最初はタイヤグライダーを試します。
これ以上は無理なので期待のシュワルベのタイヤレバーで挑戦。
こんな感じで両端止めてもう一本で押し込んでいく。結果、割とすんなり入る。苦労はしたけどいけるやん。と、安堵して空気を入れる。ここからの展開は大体の想像通りで勿論空気が入らない。おそらくタイヤグライダーがチューブ噛み込んでたのか、チューブが破れていた。たったこれだけの事でここまで感情が乱降下するのかと感心する。そう、私がやってるのは自転車のタイヤを交換するだけなんですよ。
まぁ何を言っても始まらないのでまた外す。そして外れない。勿論、外れない。限界を感じタイヤを切って捨ててやろうかと何度も何度も思う。7000円する。走行性能は最高かもしれない。そう自分に言い聞かしギリギリ耐えて作業を続ける。
慎重に慎重を重ねようやく装着。空気も入る。結果的にラテックスチューブ、バルブエクステンダー、ブチルチューブ2本がダメになりましたね。合計一万円近く。高い授業料にはなりましたがこのタイヤ以上に固いのはなかなか無いと思うのでもう無敵です。外でパンクしたらと思うと恐ろしいです。マジで。
やはり自分の場合は性能よりも取り回しの良さが大事なのかも知れないな、と思いますね。正直ロードバイク辞めようかと思うくらいに辛かった。
性能の方はまだ分かりませんが、初心者向けではないタイヤだと思うので気をつけましょう。
組み付けをショップに投げてもいいけど外でパンクした時どうしようも無くなると思うのでね。
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