《歌舞伎公演情報》12月・1月の歌舞伎座で2ヶ月連続上演
松緑さんが12月に『俵星玄蕃』1月に『荒川十太夫』をやるそうです。
2つとも講談がベースの演目。
赤穂浪士の討ち入り前日と当日の話が『俵星玄蕃』、後日譚が『荒川十太夫』
『荒川十太夫』は昨年上演されて、四代目さんも出てたけれど観に行けなかった。
今回再演が決まって、観に行ってみようかなと思ってるところ。
続きの話が翌月に観られるのはとても大きい。
歌舞伎の公演は、名場面集みたいになっていて、色々な演目、舞踊を1度の公演で観られるのはメリットだったけれど、舞踊は別として、1つ1つの演目の全体像がよく分からないまま、というのがデメリットかなと思ってた。
人がなかなか入らない原因の1つでもあると思う。
今年3月の『三人吉三』では、松緑さんがお坊吉三で演出も担当されたと思う。
ここでやっと最後の結末を知ることができた。
たぶん、途中の場面をお坊の台詞で語ることによって短縮できたのだろうと思ったんだけど、どうなんだろ?
名台詞のある、三人の出会いの場面しか知らなかったので、演目を最後まで観られたという満足感は大きい。
チケット代も高すぎるとは思わない。
きっと天竺徳兵衛もちゃんと結末までたどり着いて面白いに違いない。
松緑さんがこれまでの公演形態を変えてくれるのかもと期待してます。
ちなみに、12月は玉三郎さんが演出の『天守物語』も上演されるそう。
美しいんだろうなぁ。七之助さんも物語も。
こりゃ困ったなぁ。
更に演舞場もあるし、幸せな悩みとなるだろうか。
来月再来月の歌舞伎観劇予定は立ててないので、1年を振り返りつつ、12月にどどーんと観るのもありかな。