WSJが読める毎日新聞スタンダードプラン
私は読売新聞とニューヨークタイムズの電子版を契約しているのですが、読売新聞が購読料金を来年1月1日から値上げするとのこと。その理由として、用紙代、燃料費、人件費の上昇により、新聞制作と配達にかかる経費が増加していること、全国の個別配達網と取材網を維持するためには値上げせざるを得ない、と説明されています。
確かに、昨今の物価上昇の勢いは強く、値上げはやむを得ないと感じます。一方で、読売新聞はデジタル版のみの契約プランはありません。紙に印刷した従来の新聞とデジタル版のセットプランのみとなっています。果たしてこれは時代の要請に応えているのでしょうか。日経新聞はデジタル版のみの契約プランを用意しています。他の新聞はどうなっているのか、ふと気になって毎日新聞を調べてみました。
毎日新聞の場合、スタンダードプランという物を用意しています。これは、デジタル版のみで、かつ紙面ビューアーもありません。一方、毎日新聞の有料記事が読めるだけでなく、ウォール・ストリートジャーナルが読み放題となっています。WSJが読み放題!私はこの点に惹かれました。
現在、ニューヨークタイムズ(英語版)の電子版を契約しているものの、英語なので敷居が高く、十分に読みこなせているとは言えません。興味のあるごく僅かの記事を読むのが精一杯です。ウォール・ストリートジャーナルは日本語版を用意していることは知っていましたが、価格が結構高く、躊躇していました。
ですが、毎日新聞のスタンダードプランに申し込むと、毎日新聞とウォール・ストリートジャーナルの両方の記事が読める。これは私にとって朗報です。価格は月1078円(税込)で最初の1月分だけ99円です。ちなみに、毎日新聞では、プレミアムプラン(月3520円)も用意されています。こちらは紙面ビューアーが読めるし、過去の記事検索ができるし、サンデー毎日とエコノミストの紙面ビューアーも読めるとのこと。
早速、毎日新聞のスタンダードプランに申し込みました。初月は99円で、いつでも解約できます。ウォール・ストリートジャーナルは毎日新聞デジタル版とは別のウェブサイトで表示されます。日本語と英語の両方が読めます。なかなか使いやすいと思いました。
読売新聞は紙による新聞を個別に配達するという点にこだわっているようです。紙に印刷された新聞は確かに読みやすいし、毎日配達されるのもありがたいと思います。一方、読んだ後の新聞はすぐゴミになります。そのゴミが毎日溜まります。再生紙としてリサイクルされているとは思いますが、環境への負担を考慮すると、本当に維持すべきなのか疑問を感じます。配達には人手を要しますが、昨今の人手不足を考えると、果たして持続可能なのでしょうか?
紙の新聞への愛着がなくなったわけではないので、当面は購読を継続しますが、毎日新聞のデジタル版およびWSJの使い勝手が優れていると思ったら、デジタル版への完全移行も検討することになるでしょうね。