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謎の病気!? 〜医学生病?〜

医学生病とは

ウソのような名前がついた、この医学生病は、「医学部入学初年度に、自分が教科書に載っているさまざまな病気にかかっていると思い込んでしまう学生が後をたたない」という通過儀礼のような現象を指しており、正式な疾患ではないものの、一世紀以上前から知られているキュイ。
研修医にも似た症状がでるため、インターン症候群など様々な異名を持っているが、一般の人でもこれにかかるんキュイよ(☉。☉)! 

皆さんも、TVやネットで目にした病気の症状が自分にも当てはまると心配になって、更に調べていくうちに不安のどツボにハマったことはないキュイ?キュイは中学生の頃『家庭の医学』を読んで、「あれっ?この症状当てはまる…病気かも知れない…あっ、こっちもそうだ…😭」と心配になったので、それ以来必要な時以外は、病気についてむやみに調べないようにしてるキュイ。

もちろん、本当に重大な病気に罹ってる可能性もあるけど、大抵は取り越し苦労で、そのうち忘れてしまう程度の不安キュイ。これは健全な心理的反応だからあんまり心配しなくていいキュイよ。

病気不安症

でも、もし、重大な疾病に罹患してるかもと深刻に心配してて、日常生活に支障をきたすようなら、“病気不安症”という精神障害にあたるかもキュイ。しっかりした検査をした上で、医師が「大丈夫。病気じゃないですよ。」といっても、それを信じられなくて頻繁に医療にかかり、人生の中心が病気の話題になってしまうキュイ。また、それとは逆に、本当にその疾病だったら怖すぎるので、病院に行ったり、健康診断などを避けるケースもあるキュイ。(キュイも病院怖いので、この気持ち分かるキュイ🥺)

肩こり、頭痛、腰痛など、ちょっとした痛みは、誰でも日頃から経験するけど、普段はあんまり気にしないで過ごしてるキュイね。ところが、自分が重大な疾患なのではないかと心配になり始めると、些細な体の変化に過度に注意が向けられ、気にすればするほど、ますますその症状がひどくなっていくキュイ🤕
身体も実際痛いし、不安で毎日を過ごすなら、早めにお医者さんに相談するのがお勧めキュイ

ノーシーボ効果

ところで、この医学生病は、ノシーボ(ノセボ)効果で説明できるキュイ。
ノーシーボ効果とは、薬の副作用の警告を受けた患者さんは、(ちょっとした症状にも敏感になっているので)薬を服用した後に、本当にその副作用があらわれたと報告するようになることが良くあるという現象キュイ💊

他にも、付近の工場から出る有害物質は健
康に悪影響をおよぼすのではないかと言い出す人がいると、近隣住民のあいだに、“原因不明の健康被害”が続出することがあるキュイ🏭

最近耳にする、電波塔や家電製品、スマホなどの電磁波によって、頭痛や吐き気、皮膚のチクチク感などの自覚症状が出るという、いわゆる「電磁過敏症」もそうだキュイね

ゲーテの名言

18世紀を代表するドイツの作家・ゲーテは、『格言と反省』の中で、「身体の調子や精神状態についてあまり考えすぎると、たいてい自分が病気に思えてくるものだ」と言ってるキュイ

あまり気にしすぎないようにして、でも適度に節制する。ゲーテは生涯医学に興味を持っており、それができたからこそ、何度も大病を患いながらも、82歳と当時としては長生きできたんじゃないかと思うキュイ

健康オタク=カフカの場合

ちなみに、『変身』で有名なカフカも、健康に関心がとてもあったキュイ。というより、体力に自信がなかったので、病気になるのを極端に恐れていたキュイ。

毎日体操をし、各種スポーツを嗜み、お酒やコーヒーは摂らず、菜食主義で間食はしない。換気にも気をつける健康オタクだったのに、ゲーテとは異なり40歳で亡くなるキュイ🥹

カフカは、身体の調子がほんの少し変なだけでも気に病んでいたキュイ。元々は健康だったのに、極端な節制がいけなかったようキュイね😅まさにゲーテの言うように、自分の身体に注意を向けすぎていたんだキュイ

結局、結核に罹って亡くなるんだけど、静養のために、嫌だった仕事が辞められ、悩みの種だった婚約の解消もできたので、案外ハッピーだったみたいキュイ。病気になった直後は、もう健康を気遣う必要もなくなったからか、悩みの開放感からか、極めて少食だったのがよく食べるようになり、眠りも改善、頭痛もすっかり良くなったそうキュイ


「病は気から」と聞くと、根性論ぽいと思っていたけど、ストレスにより免疫力が低下する可能性を示す科学的データもあり、病気のうちいくらかは、本当に気の持ちようなのかもしれないキュイね(๑•̀o•́๑)۶ FIGHT☆

                   fin.

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