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働きながら税理士試験〜受験歴②

一年目は、直前で猛烈に勉強して簿記論に合格しました。ギリギリで受かったのにもかかわらず、この合格により、わたしはすっかり調子に乗ります。なんだ、直前に勉強すれば受かるじゃん、と。この甘い考えが、2年目の散々な結果を招きます。
今回は、そんな散々な2年目と、散々な結果を受け心を入れ替えて勉強した3年目を振り返ります。

◆H30(2年目)

2年目の勉強を開始した当初は、1年目の簿記論での、直前に勉強した辛さを忘れていなかったので、次こそはコツコツやろうと思っていました。
簿記論の自己採点で、ボーダーラインを一応超えてはいたということで、とりあえず財務諸表論と相続税のレギュラーコースをTACで申し込んで、9月から勉強を開始しました。

相続税を選んだ理由は、相続税の申告ができる人が勤めていた会計事務所内に少なかったので、相続税の勉強をすれば、ポジショニングを取る意味でいいかなというものでした。(この時に会計事務所内の人間関係に悩んでいたこともあり、仕事が終わってから仕事のことを考えたくない!と、その時点では相続は仕事で使わなかったので、仕事を思い出さないために相続にしようという理由も大きかったですが。。。)

勉強し始めると相続税の授業は面白く、わりと楽しんで講義の動画を見ていました。ほとんど講義を見るだけで精一杯でしたが、12月の発表までは順調に講義を見ていたと思います。
ですが、12月に簿記論の発表があると、合格が分かり、その時からほとんど勉強をしなくなりました。直前に勉強すればいいや、と、本来のダメな私に一瞬で戻りました。
そうして気がつくと、6月になっていたと思います。6月の全国公開模試の申し込みの時期になって、手をつけていない直前期のテキストと答練の束を見て気が付きます。「やばい。。。」
それから勉強をし始めましたが、財表と相続、どっちかに絞らないとまずいと思いつつ、それでも、どっちつかずで勉強してしまいました。
結局7月ごろになって、やっぱり財表に絞ろうと、またまた猛烈に勉強し始めましたが、間に合いませんでした。8月の試験の日、財表を受けて、試験が終わった瞬間に落ちたと思いました。
次の日、相続の試験を受けるだけ受けようと休みを取っていましたが、行く気力もなく、家でただただ酒を飲んでいました。。。次の日事務所に行くのが本当に辛かったです。。。

財表は自己採点をしてボーダーライン−4点ぐらいでした。
結果発表の点数も56点だったので、この時のボーダーラインは正かったと思います。


◆R1(3年目)

2年目の試験の後、それなりに落ち込みましたが、それでも税理士試験をやめたくなかった。むしろ、そこでやっとスイッチが入った感じでした。
そして、これまでの2年間を反省し、次のことを決めました。
①曜日と時間が決まっている対面の授業に通うこと。
②残業の少ない9-12月を勝負だと思って勉強すること。
③講義を受けるだけでなく、問題演習もコツコツ進めること。

相続税から法人税に変えた理由は、相続税に比べて、法人税の方が理論を完璧に覚えなくてもいい、と先輩に言われたことがきっかけです。
8-9割の正答率を取らないといけない、他の税法と比較して、法人税は範囲が広い分、求められる正答率が6割と低いと思います。
簿記論の合格から、手をつける問題を取捨選択して、問題を早く解くのは得意だと思ったので、範囲が広くても、求められる正答率が高くない法人税の方が自分に合っていると思いました。

そして、9月から、法人税のレギュラーコースに申し込み、週2日、仕事終わりに1時間かけて都内に行き、3時間の授業を受け、1時間かけて帰る。という生活を始めました。
通信で受ければいいと思う人もいると思いますが、この通学授業を受けるというのが、わたしは良かったと思います。行き帰りの電車の中で、予習復習をすることが出来たからです。無駄だと思う人も多いと思いますが、この年の頑張りでついた体力と精神力は、きっとこれからも私を助けてくれるだろうと思います。繁忙期が始まる4月まで1回も休まなかった自分を褒めてあげたい(自分に甘い)。と同時に、その曜日は必ず帰らせてくれた事務所の先輩方のことを、本当に感謝しています。

12月の発表を受けて、財表は、12月からの上級コースに申し込み、財表も対面の授業を通うことにして、日曜日に2コマ受けることにしました。2コマのうち1コマが問題演習になってるので、ここで問題をいっぱい解くことが出来たのが良かったと思います。

4月から繁忙期が始まり、5月は毎日残業だったため、直前期の授業は6月から通信で受講しました。

そんなこんなで、1年間、この年は本当に頑張ったと思います。
それでも、法人税は受からなかった。甘くないなと思いました。
自己採点をして、法人税はボーダーライン−4点ぐらい。結果は54点でした。
財表はボーダーライン+6点ぐらいで、合格でした。

3年目の勉強方法については、また今度書きたいと思います。
こんな要領の悪い私の受験歴を読んでも役に立つか分かりませんが、続きます!

お読みいただき、ありがとうございます♪




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