働きながら税理士試験〜受験歴③
3回目の税理士試験を受けたR1.8の少し前から、試験が上手くいってもいかなくても、次は税法2科目免除のために大学院に行こうと決めていました。
試験を終えて、財表は手応えを感じていたものの、法人は落ちてるだろうな、と思っていましたが、それでも次の年は税理士試験をお休みして、大学院に行くことにしました。
今回は、大学院に入る前と、入ってからの2年間のお話です。
◆4年目(R2)
税理士試験を受け始める前は、大学院に行こうと思っていませんでしたが、当初考えていたよりも合格までに時間がかかってしまったため、だんだんと大学院進学を考えるようになりました。
勤務していた会計事務所の税理士は、5科目合格よりも、大学院で2科目免除をした人の方が多く、また、所長には、簿財が受かったら大学院に行きなさいと常日頃言われており、働きながら大学院に行ける環境はありました。
悩みましたが、私は30歳(その時点で27歳でした。)までに税理士試験を終えたいと思っていたため、これから何年かかるかわからない試験を受け続けるより、大学院の2年間で確実に2科目を免除できた方がいいと思い、大学院に進学することにしました。
新宿の河合塾kalsに税法免除大学院専用のコースがあることを知り、R1年の9月から、日曜日に通うことにしました。
大学院を受験する時には、研究計画書を提出する必要があるため、河合塾kalsで租税法の授業を受けながら、どんなテーマで論文を書くかを考えました。
10月には進学先と研究テーマを決め、12月ごろに研究計画書を書き、2月前半に筆記試験と面接を受けて、2月後半に合格発表がありました。
無事に進学先が決まって、4月から始まる久しぶりの学生生活にワクワクドキドキしながら過ごしていましたが、ちょうどこの年の3月ごろからコロナウイルスの話が出始めました。
4月の入学式もなくなり、大学院の授業がやっと始まったのは、5月のゴールデンウィーク明けだったと思います。
ここから2年間、1度も校舎に行くことなく、すべてオンラインで授業を受け、卒業しました。
都内の大学院まで1時間半かけて通うつもりでいたため、楽に大学院の授業を受けられたということでいえば、タイミングが良かったかなと思っています。
オンラインであれば、仕事が終わってすぐに授業を受けることができましたし、とくに早く帰る必要もありませんでした。
平日は仕事が終わってから週に3日程度、休日は土曜日の午前中に講義がありました。
2年目は修士論文に集中できるように、1年目は単位を取ろうと、講義を出来るだけ受けるようにしました。
◆5年目(R3)
大学院2年目は、税理士試験を受けるか迷いました。
1年目の時に必要な単位をほとんど取得していたため、わりと時間はありました。
どうするかすぐには決められず、TACよりも受講料が安いスタディングの法人税を申し込み、講義だけはとりあえず見ていました。
この年は仕事も忙しくなり、結局受けませんでしたが。。。
修士論文を8月ごろから書き始め、教授とやり取りをしながら、R4.1に修士論文を提出、口頭面接を終え、無事に卒業することができました。
3月の卒業式は、オンライン上でしか会うことができなかった同級生たちと、「はじめまして、さようなら。」という感じで面白かったです。
大学院の2年間は本当にあっという間でした!
判例や研究について発表したり、租税法だけでない様々な分野のレポートを書いたり、普段の仕事ではやらないようなことができて、個人的には試験を受けるよりも、大学院に行って良かったと思っています。
判例や租税法の知識は、試験では学べませんが、実務で様々な判断をしなくてはいけない税理士にとって、欠かせないものだと思います。
続きます!
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