就活とは別に「心の中の本業」を探す
先日吉本ばなな氏の「どんぐり姉妹」という本を読んだ。
「どんぐり姉妹」は生きていくための仕事とは別に「メールボランティア」という活動を行っている。
「心の中の本業がそれである限り、私はライターの仕事がきついときがあっても、収入が減ってきても、人として生きていけると思う。」p46
姉妹の姉の言葉である。
私はこの「心の中の本業」というワードがとっても気に入った。
私も心の中の本業が欲しいと思った。
今年の一月からnoteを初めて、もう一年の終わりが見えている。
はやいね。
noteを書くことで私は自分の中のぽやぽやーっとした想いや意思が言葉として見えるようになった。いろんな発見があったけれど、大まかに人生の軸のようなものが見えてきたかもしれない。
本当に大まかだし、大きな声では言えないくらい大げさだけど
この世界のたくさんの美しさと愛しさを伝えて、記録したい。
どんな方法でもいいので。
言葉って大好きだけど、やっぱりキライ。
もっと素朴でつつましくて、地に足のついた目標を立てたつもりなのに。
言葉にするとなんて嘘っぽくて、作り物っぽいんだろう。
他人に伝わらないのは承知の上だけど、将来の自分がこれを読んで
恥ずかしくなったりしないか心配。
弁明しよ。弁明しよ。
あなたの大好きな物語や作品あるでしょ?
それはどれも美しくて、魔法がかかっていて、非日常で
幸せにあふれているけど、自分の生きてる世界と別物すぎるって落胆するじゃない。
でもその作品を作った人物やモノはこの世界に存在していて
別物とは限らないと思うの。
インスピレーションをこの世界で得て、あとは私の知らないところで合成しただけ。
私だって奇跡のような、温かくて、少し寂しい、美しい世界に存在している。
どんなに理不尽でつらい目にあっても諦めたくないの、この世界を。
伝わった?
私は私が嫌い。変わりたい。ずっとそう思いながら生きてる。
だけどこの想いだけは変わらないで。共感してほしい。未来の私。
さて、でもどうやってそれを実現しようか。
私のかたーい頭で考えた結果、やっぱりいろんなところに行って状況や想いを伝える「記者」になることは一番しっくりはくる方法である。
でも伝えるにしても、表現するにしても、美しさを見出すにしても
手段はたくさんある。それはゆっくり考えていこ。
でも生きていくための仕事なのだから、ブレなきゃいけないときはいつか来ると思う。その時に絶望しないように。
就活とは別で「心の中の本業」を探そうと思う。
「どんぐり姉妹」のように。
素直に私が思う美しくて愛しいものを伝えられる仕事がいいな。
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