私の夢の中の神田沙也加
ディズニー作品は人並みに好きなくらいでどちらかというとジブリ好きだけど、アナ雪だけは本当に大好きで私の人生の一ページであるといっていいくらい熱中した。
スウェーデンをモチーフにした建物やキャラクターの衣装、耳にのこる曲たち、そして何よりも私を惹きつけたのはアナの歌声だった。
息の部分がない?というか音が濃い?というか。
声楽に詳しいわけじゃないけど、他の人とは違う歌声だった。
当時小学六年生だった私はアナにあこがれて声優を目指した。
アナのような歌声になりたい。
そう思い始めてから年を重ねていくにつ入れて、私の目標はアナから「神田沙也加」さんへと変化していった。
テレビで神田沙也加さんが出てた時は悲鳴をあげて喜んだし、アナ雪ではないコンテンツも神田沙也加さんが演じていればなんでも夢中になった。
でも当時中学3年生の私には「舞台を見に行く」という選択肢がなかった。
なーんでなかったんだよ。
もちろん移動面やお金のこともあるけど、画面の中で沙也加さんを見るという発想しかなかった。
大学生になってフットワークが軽くなり、舞台を見に行くということを覚えたときにはすでに彼女はこの世にいなかった。
今でもYouTubeやアナ雪のサウンドトラックを通して、彼女の歌声を聞き続けている。やっぱり本当に感動する。肺の奥の方まで希望に包まれるような、そんな歌声。
生きてるってしんどいけど、こんな素敵なものを感じれるなら悪くないなぁ
って思わせてくれる。
現実を忘れさせてくれるんじゃなくて、夢から帰っても私の中のどこかにあの歌声があって歩き続けようって思わせてくれる。
でも私の中で本当に彼女がいたかどうかは定かではない。
だって会ったことないから。
私の中の神田沙也加はずっと画面の中。
ずっとアナのまま。
あってみたかったな。
だから本当に惹かれた人、クリエイター、歌手や女優なんでもいい。
そんな存在がいたら会いに行った方がいい。
そう思います。
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