教養人は、わからないことが何かをわかっている | ゆる言語学ラジオ
学びが浅い人の「わからない」と、知識がある人の「わからない」には違いがあるという話を、ゆる言語学ラジオでやっていました。
本当に何も知らない場合は、何がわからないのかもわからないものですね。
学び始めた人はわからないことがなくなっていきますが、さらに学びを進めていくと、「これについては知らないぞ」などとわからないことが増えていくそうです。
無知の量の見積もりができることから、「これについてはここまではわかっているけれど、これについてはまだよくわからない」という言い方ができるのですね。
動画では無知の量を誇るべきだ、とも言っていました。
専門家ともなると、知らないことはほとんどなくなったり、複数の仮説を立てることができるのでしょうけれど、そういう人はひと握り。多くの学ぶ人たちは、わからないことが増えていくけれど、それは学んだ証であるということです。
だから、教養のある人は偉ぶらないのかもしれないと思いました。わからないことをわかっているから。そして、わからないことがあることが当たり前だと理解しているからです。
わからない状態に、前向きに耐えられることも必要だと感じた動画でした。