出産は楽しい | 妊婦の時期
私は女性で、お母さんです。
妊娠、出産の経験があるのです。これが楽しかったので、書きますね。
妊婦の時期
妊婦の時期もお仕事をしていましたが、産休に入ってからは家事だけしていれば良かったので、楽しかったです。家事は好きですし、他人に会わないからストレスもかからないし、お仕事とは違い自分のペースでできますからね。最高。
お腹にいる赤ちゃんを「ポコちゃん」と呼んでいました。お腹で子供が動くとポコポコしている感じがしたのが由来です。
よくお腹の赤ちゃんが「あ、蹴った」という言い方をしますが、蹴られるというよりも、むぎゅーとする感じでした。胎児が小さいときは、泡が弾けるようなプチッとした、ポコっとした感じでした。
私は出産が怖くなかったので、産休中はただただ楽しく幸せでした。
出産予定日に近づくにつれて、おトイレが近くなったり、夜中に目が覚めたりという、スタンダードな妊婦あるあるも経験しました。
8キロしか体重を増やしてはいけないと病院から言われていたのに、最終的に12キロ増えました。看護師さんに叱られながらも、お腹の子は順調でした。
お腹が大きくなってきた妊娠7ヶ月ごろ、ぎっくり腰になりました。当初は、お手洗いに行くのに40分かかるほど、痛くて動けませんでした。妊婦を診てくれる整骨院などはほとんどないし、起き上がるにも大変だったので苦労しました。結局どのように治療したのか、はたまた治療はしてないのか、もう忘れてしまいました。
そして、生む前から母乳も滲むようになりました。人間の身体ってすごいなぁと思いつつ、比較的自然に受け入れていました。
はやく赤ちゃんに会いたい
はやく赤ちゃんに会いたいと思っていませんでした。友人たちは「はやく会いたい」「出てきて欲しい」と言っていましたが、私には不思議に思えました。
なぜなら、もう一緒にいるじゃないと思っていたから。すでに満足だったんですよね。
私が共感力が高いからなのかわかりませんが、お腹にいる赤ちゃんとすでに一緒にいる感覚がありました。特別に話しかけるとか絵本を読み聞かせるとかはしませんでしたが、共にいる感覚は常にありました。言葉ではない何かで、気持ちを共有していたような気がします。
出産が怖くなかった理由
私は出産が怖くなかったのですが、どうやらそういう人は少ないようです。出産経験者でも、「出産なんて怖くないよね。楽しいだけよね。」と言う人に出会ったことがありません。
私はなぜ、出産が怖くなかったのか。これは自分でもよくわからないのですよね。怖くないと聞かされていたわけでもないですし、オリジナルな発想です。
私の理屈では、大丈夫にできているというふわっとしたものでした。出産は個人的には大切な経験とはいえ、人類がずーっとやってきたことですから、女の身体は大丈夫にできているんだろうと思っていました。神秘的な行為であると同時に、ありきたりな活動というか。
だから無痛分娩なんて絶対に嫌でした。どのくらい、どう痛いのが経験したかったからです。どうせ耐えられるようにできている痛みなんだから、味わってみたかったのです。
また、他人によって陣痛の痛みにはかなりの個人差があることも知っていました。私の祖母なんかは、ふたり子供を産んでいるのですが、ふたりとも陣痛が痛くなかったそうです。セルフ無痛分娩!だから家にまだいる段階でどんどん産まれちゃって、逆に大変!みたいな様子でした。
でも、せっかくなら痛いの体験したいなって思っている梅子でした。
続く。