「人間は、全員疲れているのだ」と仮定する。 | 名コピーからの飛躍思考
「人間は、全員疲れているのだ」と仮定する。
これは仲畑貴志さんというコピーライターによる、1989年頃のTOTOのコピーです。
皆さまは、他人に対して優しいですか?私は優しいときと、そうでないときがあります。
少し変わった行動をする人がいたりしたときに、ヘルプマークをつけていると、「あ、特性があるのかな」と思って許せたりしませんか。
あと、相手が不機嫌でも、具合いが悪いとわかったら理解できたりとか。
自分が、いわゆる普通だと思っている相手だと、
「なんでそんなことするの」
「なんでそんなこと言うの」と思ってしまいがち。
でも、自分の反応が他人によって違いが起きるのは、なんだか変な気がしました。そして、考え方ひとつで大らかになれることに気がつきました。
『人は疲れている』
『人には特性がある』
自分も毎日お仕事に出掛けているとはいえ、いつも元気なわけでもありませんし、発達障害までいかなくても特性というか、個性と言ったほうがマイルドですが、何か尖ったところがあるかもしれないです。
最近、電車で席を譲らない人が多いことが話題になりますが、漫画ワンピースのウソップのように、席を譲ったら死んでしまう病かもしれませんよね。
譲れる精神じゃないから譲らないのであって、譲れる人とは違うと思うんですよね。身体が心が、怪我をしているのかも、と思うと怒りも湧かないのではないでしょうか。
多くの人は、毎日やりたくないことをやっているのでしょうから疲れるはずです。その人たちが経済を回してくれていることもあるでしょう。
この先は、やりたいことで、ストレスなく、自由に生きていく世の中にシフトしていくと思いますが、今はまだ過渡期です。
座りたい人なんて、支配層の支配っぷりと比べたら、可愛いものです。電車の座席くらい座らせておきましょう。それよりも、多くの人が他人のことを考えられるくらい元気になれる世の中を、私たちが作っていきませんか。