おばあちゃん
私の家は二世帯で、上の階が私の家、下の階にはおばあちゃんが住んでいる。
私が小学生の頃におじいちゃんは他界してしまい、おばあちゃんはずっと1人で暮らしている。
小さい頃は、お母さんがお姉ちゃんの習い事などに行ってしまう時、よく下に行っておばあちゃんと一緒にお留守番をしていた。
そんなおばあちゃんとは、一緒の家にいるにもが関わらず、大きくなるにつれて中々話す機会は少なくなり
顔を合わせることも少なくなっていた。
時に、会うとお小遣いをくれた。
そんなおばあちゃんですが
今日、部活で使う氷を作りたいがために朝からおばあちゃんの家の冷蔵庫を借りに行った。
「就職先は決まったの?」と言われた
そういえば報告してなかったなと思い
「決まったよ。」と私が働く場所、業種について伝えた。
「よかったねー」と言ってもらえた
「一人暮らしなんだ」とさらっと伝えた私。
するとおばあちゃんは、
「そうなの?」、、、、
「おばあちゃん涙出てきちゃった」と言われた。
私は驚いた。こんな私のために涙を流してくれるおばあちゃんがいた。
「だって、ずっと小さい頃から見てきたんだもん寂しいじゃん」と言ってくれた。
私は照れて少し恥ずかしい気持ちと同時に、嬉しくて涙が溢れそうだった。
朝から涙するのはダメだと思いグッと堪えた。
おばあちゃん、ちゃんと伝えてなくてごめんね。
ありがとう。って言葉すらちゃんと伝えられなくてごめんね。
あと、半年とちょっと、おばあちゃんと少しでも思い出を作りたい。
そう思った今朝。
家を出ていく前に、家族にちゃんと感謝をしよう。
そう思わせてくれたおばあちゃんの言動。
小さい頃から面倒見てくれてありがとう。
長生きしてね。
ちゃんと帰ってきて、会いに来るから。
大好きだよおばあちゃん。
一人暮らしするってだけで涙を流してくれるおばあちゃんを持って幸せだと思った今朝。
きっと応援してくれてるから、頑張ろうって思えた今朝。
夢見る世界に向けて一生懸命取り組んでいこう。
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