拝啓 憎いあなたへ もう一度会いたいけどもう二度と会いたくない人。

離れられるか拒絶できるかって言われたら弱くてできなくて苦しくてずっとしんどかった。でも愛おしかった愛だと思う。本当いつからどこから間違ってたのかな仲良くならなきゃ良かったと思ってしまう、楽しかったから大事だったから、この後に及んでもそうも思いたくないとも思っているのに。何でだろうこの期に及んでも。何だったんだろう全部。割り切れるようなものじゃなかった気持ちとか全部。それとこれとは別で、忘れずに、覚えておいた上で次に進んで過去にしようと思っている。迷いはない。


ずっと長い間好きで、食べ物も音楽も考え方も映画も合うと思っていた。居心地が良かった。それが罪なところだった、苦しい。
でも、どうだったんだろう、あなたにとって私はどんな存在だったんだろう。もはや合っていたのかも分からないけれど多分お互いずるくて心地良かったんだと思う。今でもどうしてもどこか少し重ねてしまっているし、たぶん一生連想して思い出してしまう気もするけど、それとこれとは別で閉まっておくというか思い出すことはあっても、それだけ。だからなにって話だよ。思い出したところで連絡しようとも思わない。成長したんだ進んだんだよ、私は。

もう本当にずっと執着していたのか、好きだったのか、恋だったのか、愛だったのか、分からなかった。でもすべてだった。きっと。


でもさようなら。ようやく、本当にようやく、過去にすることを選べた。
穴埋めだなんて考えずに向き合いたい人に出会えました。人生なにがあるかわからないね。
想像できなかったこれからを考えられる、考えてくれる愛おしいと言ってくれてそれに応えたいと、愛おしいとも嬉しいとも素直に思えている何だったのってくらい、本当に苦しいくらい、真っ直ぐに伝えてくれる人なんだ
勿体無いくらい。ありがたくてたまらない。私も、好きなんだ。



私たちの全てが恋愛に含まれていなかったのかもしれないけれど、少しでも私と過ごした日々を楽しかったって思ってくれていたらいいな。思っていてくれ。楽しかったんだ。そして思い出してくれ、少なくとも少しくらいは良い奴だったと思っていてくれ。それくらい欲張らせてよ。


まだあなたに何か願うとしたら、ふとした時に私を思い出してくれたらそれだけでもう十分だ。

そしてせいぜい後悔してくれ。

後悔したって遅いけどな、ざまぁみろって言わせてくれ。


拝啓 憎いあなたへ もう一度会いたいけどもう二度と会いたくない人。


もう、夢にも出てこないでね。

大好きでした。そして、大嫌いでした。

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