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「超能力界隈の一員」妄想好きフリーターの頭の中

俺は実は超能力が使える

空も飛べるし
瞬間移動もできるし
ものを浮かせることも、
天気を操ることもできる

なのにみんな俺のことを普通の人間としてしかみていない

狭い歩道なのに俺とすれ違うときに全く避ける気のないサラリーマン二人組や
友達と喋っているからか知らないけど急に予測不能な導線を歩きだす学生
学校の課題を見せてとたかってきては俺のノートをたらい回しにして、
授業ギリギリに俺が探さないといけなくするあいつら

本当に舐めてやがる
俺は超能力が使えるんだぞ

お前ら全員ジャンケンの時にグーしか出せないようにしてやろうか

だがこれは俺が超能力者界隈の掟を完全に守れているということでもある

俺が超能力者だということは決してバレてはいけない
超能力者ということがバレてしまったら
超能力者界隈の偉い人から俺の力を取り上げられてしまうし、
なんといっても世界が混乱してしまう。

そうなっては平穏に暮らしたい俺にとっては
都合が悪いから必死で隠している

だから誰も私が超能力者であることを知らなくても無理はない
親も兄弟も友達も親友も誰も知らない

この掟を守るのはとても難しい
感情的になってしまった時に
とっさに氷のトゲが手からでそうになるのを抑えるのは
簡単ではない

でもそれを完璧に俺はやってのけてるのだ
超能力が使えて、その上忍耐力もある俺はつまり
「最強」
ということだ

最強な俺はこれからも人前では力を抑えつつ世界の平穏を保っていくつもりだ

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