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短篇小説「悪魔のたくらみ」 2

こんな手紙を拾いました。

拝啓
<季節の挨拶>
この手紙は普段から周りへの配慮を忘れず、常に精進されてる方々にのみ送らせていただいています。
早速ですが普段からご活躍の〇〇様へ
あなた様の常々の良い行いを称し一つ願いを叶える機会をつくらせていただきます。
11月10日にそちらに伺います。
叶えたい願いを一つご準備の上お待ちください。
22時に

私はどうすればいいのだろうか、
これは、きっと人間である私が拾ってはいけないものであることは確かだ。
差出人が万物の神よりっていうのも気になるが、
私はこの書かれた場所にいけば、この万物の神とやらに会えるのだろうか?
でもただの悪戯かもしれない
この手紙によると集合日時は今日のいまから30分後、場所もここから歩いて15分くらいのところである。
そして、私はこの後は家に帰って寝るだけ、
これは、神様が行けとおっしゃってるのではないか、

運命が私を呼んでいる

これまで長く眠っていた厨二病魂に火がついた。

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