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乃木坂売出中 ~楽曲編~

さて、2024年現在の、゛今の乃木坂46“をブレイクさせる方法をいろいろ考えていきたいと思います。まずはド真ん中、歌でのブレイクを考えます。

乃木坂46の世間的評価が「AKBの二番煎じ」「顔面偏差値だけやたら高い」だった頃、多くのファンたちの拠り所となった思いは、
 でも乃木坂は歌がいいから、
でした。聴けば分かる、と自信をもっていえることはとても強かった。勿論アイドルではあるのですが、曲がりなりにもSONY所属で歌を出してるグループとして、やはり楽曲に力があることは必要最低条件だといえましょう。
ところで皆さん、フトした時に思い出す「人生の神曲」的な歌はありますか? 受験の時に聴いてたとか、失恋したときに聴いたとか、いろいろ定番のシチュエーションがあると思いますが、意外と多いのが「合唱コンクールで歌った」「卒業式で歌った」という学校絡みじゃないかと思うのです。学校で教わった歌って、ちょっとポジション違うし、それを歌ってたアーティストは何となく"実力派”みたいな印象を持つ的なとこないですか?
今後乃木坂46の良さを維持しつつ、新たな層を取り込んだ上で消費されないグループになるために、学校を狙うのはアリなんじゃないでしょうか?!

ということで、合唱コンクールの課題曲として推薦したい乃木坂楽曲3選を発表したいと思います。
1曲目は、『羽根の記憶』です。
この歌はそもそも合唱曲っぽいですよね。きっちりした4拍子、サビでの全員歌唱、ラストに向かって盛り上がっていく構成。歌詞については言うまでもありません。
  今ぼくに出来ること
  自分の背中には使ってない羽根がある
  記憶を信じること
前世とかまったく信じないクチなのですが、「やりたい」と思うことには何かしら理由があるのかなと不思議に思うときがあります。柔らかく背中を押してくれる名曲です。

2曲目は、『命は美しい』です。
私個人の乃木坂ナンバー1曲はこれです。
  捨ててはいけないんだ
  人は約束してる
  みんな一人 そう一人 次の未来
この一行目。全体の流れからいくと「いけないもの」と体言止めにする方が自然です。しかし敢えて言い切りの形にしている。そこに明確な意思を感じます。これを書いたというだけで康は信用できる人間だと思っちゃいそうです。(現状別に思ってはいない) ここでいう「命」とは単純な生死の意味じゃなく、人生とか生き方含めてのことでしょう。今つらいからって投げ出さないでほしいという大人からの強いメッセージが届いてほしい。ピアノ伴奏の人は大変だと思いますが、アウトロを引き終わった後のやりきった感は高いと思うので頑張って弾いてほしいですね。

3曲目は、『僕が手を叩く方へ』です。
クボシセンターの3期生楽曲です。
  もしも道に迷いそうなら 耳を澄ましながら
  どんな暗い世界でも 君は立ち止まることはない
  何が言いたいかって言うと 君は一人じゃない
  頑張れ
この曲の歌詞は意外と賛否両論らしく、手を叩いてるヤツが傲慢すぎる!という感想もあるみたいです。確かに叩いてるのが康だと思うと腹立ちますね。笑 私は初めて聴いた時、OGを含む先輩から後輩(現役メン)へのエール。或いは、未来の自分から今の自分へのメッセージかなと思ったので、別に悪い印象はなかったですね。自分の努力を信じろってことですよね。あと個人的に、見るより聞く方が性に合ってるのでシックリくるのかも。見るというのは、周りの環境に左右されます。暗ければ見えない。でも聞くは、自分で耳をふさがなければ出来ます(機能的な有無の話は別にしてね)。意識を集中し、静かに状況を探る。それは力の弱い者にとってとても有効な戦い方に思えるのです。10代というのは弱い存在です。正直総合力はとても低い。だからこそこのやり方を1つ覚えといて損はないかなーと思うわけです。そして何やかんや賛否両論おこさせといて最後は「頑張れ」というめちゃめちゃシンプルな言葉で終わる。康、恐ろしいほどのやり手だわ。

というように、楽曲面でも乃木坂には多くの財産があるので、それらを有効に使ってほしいと切に思います。NHKが毎年やってる『18祭』。本当はあれをやってほしいのですが、あれは書下ろし限定だからもう無理かなー?『きっかけ』なら対抗できたと思うのですが、逆に言うと乃木坂46の全楽曲292曲をもってしても『きっかけ』1曲しか対抗できないほど、あのシリーズは名曲揃いだと思います。
長々書いてきて、最終的にNHKを絶賛して終わる「乃木坂売出中~楽曲編~」でした。

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