リバイアサンクエスト (土地0型) MTG モダン
久しぶりのリバイアサンクエストの新リストです。とりあえず書いてみましたが少しずつ直して体裁整えていきますので、ご容赦ください。その際、急に大幅な加筆・修正することがあります。
また、作成者はそのまま通常モダンのデッキに挑んでますので、ネタとかカジュアルとかのつもりでは作ってなく、某サイとかゲーミングドラコと殴り合う日々です!(レン&オムナスとのスパーリングはだいぶ厳しく、心折れそうですが・・・)
最終修正日 2024年12月3日 11時20分
■リバイアサンクストとは(おさらい)
リバイアサンクストとは『ウーラの寺院の探索』というエンチャントを使って巨大海洋生物を手札からコストを踏み倒して出して対戦相手を蹂躙するデッキです。
詳しくはコチラを参考にしていただければと思います。
■モダホラ3の衝撃
5月某日。モダホラ3のカードが続々と公開される中、
「はいはい、どうせ青のボルトランドは前と同じく表面は呪文なんでしょ(ツーン)。スパイは純粋強化で羨ましいなぁ・・・こっちはリバイアサンすら出ないし。」
と冷ややかにしていたら、
青のボルトランドもクリーチャーだと!!??
マジか!!
だったら、スパイと同じことをやってみるしかない・・・!!
と、組んでみた現在(2024年6月)のデッキリストがこちら!
■リバイアサンクエスト (土地0型) Ver.2
スパイと同じく土地をゼロに、そして原点回帰のクエスト一本型。なので、海産物も多めの16枚採用。
クエスト一本型は
・そもそもクエストが初手にこない
or
・昨今はメインからクエストを割られたりする
という懸念がありますが、まずは基本形を回してみて手応えを確認しようかと。なので、呪文も最少クラスの8枚だけにしました。
このデッキリストだと
・マリガン無しの状態で
・手札にクエストが1枚&クリーチャー6枚でゲーム開始
(デッキ内にクエスト3枚+粉末4枚、)
の場合、2ターン目に呪文を引く確率は約13%=クエストにカウンターが載る確率は驚異の9割弱。純粋にデッキ内にクエストしか呪文を入れないなら呪文を引く確率を5%程度まで下げられますが、それだと私は初手にクエスト引きこめないのでヤバい粉末を久しぶりに採用してますが、右手が光る方はそっちに賭けても良いですね。個人的にリバイアサンクエストと言えば血清の粉末なので、ちょっと嬉しいような?。やっぱり邪魔のような?。
また、ドローでほぼほぼクリーチャーを引くので、予見のスフィンクスやフェアリーの予見者などの占術班は今回不採用。フェアリーの予見者なんかは出た時点で基本的に仕事終わる=拒絶の閃光のタネにはもってこいなので悩ましかったですが、今回は基本型を試すということで見送りました。
空いた枠に大嵐の雄鹿といったルーター班を入れてますが、その理由はサイドボードに答えが(後述)。
時計回しは2ターン目に2枚使うとクエスト達成⇒強襲できるのが非常に魅力的ではありますが単体だと強くなく、今回は最大限呪文を抜く方針ですので不採用にしました。
否定の力なども力線の束縛や母聖樹などの妨害への対策としてメインから入れたい気持ちは山々なのですが、クエスト達成率のためにそれら呪文はサイドに(不採用は怖い)。代わりにクリーチャーで妨害対策&嫌がらせする要員として呪文滑りを投入。こちらも久しぶりの登板です。さらに追加の嫌がらせ要員として海の先駆けも採用。
マリガンしてもクエスト引けないとか、途中でクエスト割られてしまった時の第二の勝ち筋として願いのフェイを入れてみました。出来事のコストはやや重いですが、圧倒的な波で全体バウンスしても良いですし、ルーターで落とした海産物を頑強などで釣りあげても?
サイドには毒を選べという新たなる天敵が流行中という超逆風の環境でのリバイアサンクエストの使い心地は果たして・・・???
■使ってみた感想
・クエスト一本型なので基本的にはクエストないと始まらない。3回くらいのマリガンは仕方がないが、それでダメな時は土地優先の手札でプランBや必殺プランへ。
・『当然正位置だ』ばりにカウンターがクエストに毎ターン載っていくのが精神衛生上大変良く、ゲームプランが立てやすい。
・プランBや必殺プランは極力隠す(もしくは1度やったら次のゲームではアウトする)。あくまでサブプラン程度なので、ガッツリとサイド入れられたらひとたまりもない。クエスト割って余裕こいた相手の隙を突いてデカいのをかまそう。
・水力発電の検体じゃなくて玻璃池のミミックが手札きた時は1ターン目にクエスト設置は諦めてスタートする(それでマリガンするのは贅沢マリガン)
■独断と偏見の採用カード個別評価
・水力発電の検体/Hydroelectric Specimen
待望の、そして期待の大型新人。青のボルトランド生物。アンタップインの青土地なので最優先で土地として出てしまうので、クリーチャーとしてはほぼ出ない。冬の月がどれだけ流行るかが懸念事項だが、仕方ない。
ただ、アンタップインの青土地はこれ4枚だけなので、流石に朦朧への没入も投入した方が・・・💦
・ボガートの獲物さらい/Boggart Trawler
期待の新人その②。黒のボルトランド生物。メインから墓地対策できるの偉すぎない??
・魔女の結界師/Witch Enchanter
白のボルトランド生物。白マナは現在必要としていないが、2ターン目にもアンタップ土地が欲しいので。不可能ではないがクリーチャーとして場に出るのはかなり厳しい。
・玻璃池のミミック/Glasspool Mimic
裏面がタップイン青土地。土地として出たり、呪文滑りや場の海産物の追加要員になったりとリバイアサンクエストでは大活躍する御馴染みのカード。
・ブラックブルームのならず者/Blackbloom Rogue
表面でキャストもできるマナコスト範囲だが、概ねタップイン黒土地枠。ボガートの獲物さらいの方がキャストしたい気持ちが強いので。地味に威迫持ってるので表面で場に出ればライフを詰めに行ったりも可能。
・墨溜まりのリバイアサン/Inkwell Leviathan
デッキのエース。相手が恐竜デッキでもない限りは当たり負けしない。今回は相方のゴロゾス不在なので自力で手札に来ていただくしかない。
・シミックの空呑み/Simic Sky Swallower
リバイアサンが何故か飛んでる挙句、デメリットがなくなった優良フィニッシャー。飛行でトランプル持ちなのでフェアリーとか小型フライヤーは踏みつぶせる。被覆が偉いし、強い。ただし、毒を選べが刺さりまくる。
・嵐潮のリバイアサン/Stormtide Leviathan
海産物水増し要員。ゴロゾスより単体で強いかなぁと。今回採用の海産物では唯一『呪文や能力の対象になってしまう』ので、そんなに長くは生きられない。
・縞カワヘビ/Striped Riverwinder
海産物水増し要員。自分から墓地に行けるので、アグレッシブサイド後に釣りやすい◎。サイクリングの使いどころは相変わらず難しい。
・呪文滑り/Spellskite
クエスト守る要員筆頭。ブロッカーにもなるし、相手のコンボを邪魔することも出来たりするので、めちゃめちゃ頼りになる。そのせいですぐに殉職しがちな避雷針。対・母聖樹はコイツか悲嘆くらいしか対策できない。
・海の先駆け/Harbinger of the Seas
シナジー自体は墨溜まりしかないし自分も影響受けてしまうが、相手への嫌がらせが凄いので4積み。
・大嵐の雄鹿/Tempest Hart(Scan the Clouds / 雲の走査)
呪文としての採用。緑マナを入れてないので場に出ることはない。2枚も引けて、2枚も捨てれるのが優秀。
・願いのフェイ/Fae of Wishes
クエスト一本型と言ってるのに、クエスト以外の勝ち筋をサイドに探しに行くシルバーバレット要員。クリーチャー面はコストが軽く、起動型能力で手札を捨てることができるので、釣り竿をサイドから持ってきてから手札の海産物を捨てるムーブできるのも優秀。また、タフネスが高いのでブロック要因としても◎。
・ウーラの寺院の探索/Quest for Ula's Temple
何が何でも初手絶対なデッキの柱。3マリガンくらいは当然。それ以上は深追いなので潔く諦めよう。
・血清の粉末/Serum Powder
もう一つのデッキの柱。キメすぎると癖になる、取扱注意のかなり危ない粉。ゲームが始まると引きたくないが、実はマナアーティファクトなので3マナ揃えば場にも出せる。このデッキだと呪文はほとんど入っていないので、キメても以前ほどクエスト達成率が大きく下がらないし、前より土地が劇的に多いので今までより気軽に使ってOKな感じがする・・・ような?
・犠牲/Victimize
クエスト一本型と言ってるのに、クエスト以外の勝ち筋=2本目の柱としてサイドボードに仕込まれた釣り竿その①。モダホラ3で再録になったので、久しぶりに(※初出のスタンダード以来)使いたくて投入。
・頑強/Persist
アグレッシブ・サイドボーディングとして仕込まれた釣り竿その②。
・否定の力/Force of Negation
妨害と言えば、の代名詞。苛立たしいガラクタの登場で今後どうなる??
・徴用/Commandeer
たぶん普通の人は『否定の力』とかを採用するのでは?という枠。手札消費はかなり激しいが、『否定の力』だと自ターンに撃てないのと個人的に嫌がらせ効果が大きいので。『耐え抜くもの、母聖樹』は起動型能力なので打ち消せず、苛立たしいガラクタは天敵。
・圧倒的な波/Whelming Wave
ほぼ全体バウンス。1枚で十分なのでシルバーバレットで。
・ゴブリンの放火砲/Goblin Charbelcher
クエスト以外の勝ち筋その②。デッキ内に土地が1枚もないので起動できれば必殺級のダメージ飛ばせる一撃必殺プラン。フェイでシルバーバレットするので、メインからお見舞いできる。
・アガディームの覚醒/Agadeem's Awakening
黒いカードをサイドからフル投入した時の追加の土地枠。表面は呪文なので、メイン時にフェイでサイドからも持ってこれる。
・トーモッドの墓所/Tormod's Crypt
言うまでもなく墓地対策。メイン時にフェイでサイドから持ってきて、マナがなくても即唱えられるので。
■最後に
以上、長々とお付き合いありがとうございました。
最近はボロス召集の部族モダンVer.やモダン版アマリア探検なんかにかまけていたので、水力発電の検体が発表されて大慌てで作りました💦。
久しぶりの純粋な(?)リバイアサンクエストはキープ基準が相変わらず厳しく大変でしたが、手応え自体はそんなに悪くなく、クエスト達成率が今までと段違いなのが精神衛生上良いですね。やる気出ましたw
リバイアサンクエストという修羅の道からモダン始めてみたい人がいるかは分かりませんが、一応(比較的)お安く&丸く作るならこんな感じでしょうか。
朦朧への没入を入れてるのでクエスト達成率はやや下がりますが、朦朧への没入は裏面がアンタップインの青土地なので、1ターン目にクエストが置きやすくなります。
まだプレリから一週間、スパーリング始めたばかりの検討しきれてないリストなので、引き続き試行錯誤してみます!。プランBの案は他にもありますし、伸びしろあると思ってます。
では、良いクエストライフをー。
■【閑話】不採用・保留カード
主に自身へのメモ。入れたいけどどうしようかなというカード。
●入れ替え候補
・朦朧への没入/Sink into Stupor
アンタップインの青土地(ボルトランド)が4枚しかないので、いくら呪文でも流石に入れたい。
・ゴロゾス/Grozoth
他のデッキで最近、航空戦力を止められなくて負けることが多かったので、シミックの空呑みに枠を譲って今回はお留守番。ただ、このデッキなら4マナ支払うのには苦労しないので、従来と違って殴ることが可能。嵐潮と空呑み2枚ずつと差し替えて4枚入れた方が???
・波起こし/Waker of Waves
ルーティング要員その②。引くわけではないのでオークとかには咎められないが、手札を入れ替えられるわけではないので使い勝手は一長一短。素出しはほぼできないので、自力で墓地に行ってもらってから釣りあげるしかない。
・転移の福音者/Metastatic Evangel
モダホラ3の新カード。ちょっと悠長?
・時計回し/Clockspinning
1マナの疑似増殖カード。単体で強くないのと、極力呪文を減らす方針から不採用に。
・ドロスの囁き/Whisper of the Dross
1マナの疑似増殖カードその②。対象とるのが一長一短。
・孤独/Solitude
デッキ的には白マナ出るので。
・翻弄する魔道士/Meddling Mage
絶対許すまじ、なカードがある人にはオススメ。最初は死の影の代わりに入ってた。
・死の影/Death's Shadow
ボルトランドを鬼積みしてるのでライフ減るだろうという安易な発想による案。まぁ、普通は悲嘆にするよねというオシャレ枠。真面目に使うなら終末の影やスカイクレイブの災い魔とか同系統を数種類入れたい。
・不敬者破り/Fell the Profane
黒いカードをフル投入した時の追加の土地枠。表面は呪文なので、メイン時にフェイでサイドからも持ってこれる。
・呪い捕らえ/Cursecatcher
スパーリングしてて、1マナの妨害要員ちょっと欲しいなー、と。
・トゲ尾の雛/Spiketail Hatchling
とは言え、呪い捕らえだと対象が狭いので、こちらも検討中。
・鞘破りの群れ/Huskburster Swarm
2024年8月2日発売のブルームバロウに収録されている期待の新星。クリーチャー満載のデッキなので血清の粉末1回使うとコストが2~3マナになるのは容易で、血清の粉末2回キメれば1マナでほぼほぼ出せる。ただ、それを突き詰めるなら専用にデッキ組んだ方が良いので、これから要検討。