牛と呼ばれても馬と呼ばれても、ハイ、ハイとうなずく―究極の「争わない生き方」
人の心がわかってしまえば、腹が立つこともない
「争わない生き方」のヒントを考えるシリーズ、番外編です。
前回、『老子』で取り上げた、争いのない世界の話で、ひとつの答えにたどり着いた、といえるでしょう。
個人でみたときに、ここまでできたら、争わない生き方を実践していることになる、と思ったのが、『菜根譚』のある言葉で、それは『老子』の境地に通じるものでもあるので、最後に取り上げることにします。
酸いも甘いも知りつくしてしまえば、人の心がどう変わろうと、気にならない。
眼を見開