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止まらぬ円安、金融市場のFRB支配が鮮明に-日本に打つ手なく
2024年6月27日、Bloombergの記事によれば、円安が止まらない状況が続いています。円は対ドルで一時160円80銭台まで下落し、対ユーロでは過去最安値を記録しました。日本当局による為替介入も効果が薄く、米国の金融政策が円相場に大きな影響を与えています。
米金融当局の影響力
米連邦準備制度理事会(FRB)の「より長くより高く」政策スタンスが、円安の主因となっています。高い米金利がドルを押し上げ、ドル高が世界中の通貨に圧力をかけています。ナットアライアンス・セキュリティーズのアンドルー・ブレナー氏は、「全ては米金融当局次第だ」と指摘し、日本にとっては大きな問題であると述べています。
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