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【相場まとめ】2024/1/3(1分以内で読めます)

  • 米債利回りは全ての年限で上昇。金利のカーブは全体的にベアフラットニング(金利は上昇し、短期金利が長期金利よりも上昇)。米債券市場では企業の債券発行(債券供給量増加=債券価格下落=金利上昇要因)が多く公表された事も重しに。

  • 米主要株式市場は軟調で、特にNasdaqの弱さが目立つ。Magnificent Seven(アップル、マイクロソフト、アルファベット、アマゾン・ドットコム、メタ・プラットフォームズ、エヌビディア、テスラ)と呼ばれる昨年相場を牽引した銘柄の内、アップル、エヌビディア、メタ下落が目立った。

  • 為替市場ではドルの買い戻しが目立ち、主要通貨は対ドルで総じて下落。昨年1年対比で見た場合には高値圏にあったこともあり、売りが出やす買ったか。

  • ドル円は141円割れを早朝に試すも失敗し、下攻めが一旦阻まれた形。結局ドル買いに押されて142円台まで上昇し、大台近辺でクローズ。ユーロは1.10の大台を割り込み1.0940-50レベルに水準を切り下げている。円は対ドルでこそ売られていたものの、対ドルを除く主要通貨で見ればやや強含み。

  • 金・原油先物はドルが買われる流れに素直に下落。イスラエルがハマス高官を殺害したことに対してレバノンやイランから報復への言及があり、引き続き中東並びに紅海関連の地政学リスクの高まりが意識される。

  • 能登半島の地震を受けてマイナス金利早期解除が困難との見方が円安を招いているとの分析も出てきているが、クロス円の動きだけを見ると円売りが進んだとは言えないだろう。

  • 市場は昨年後半の流れ(債券高、株高)継続を基本線としているようだが、今週発表が予定されているFOMC議事要旨や米国の労働市場関連指標を確認しないことにはすんなりとトレンド継続とはならないか。


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