【相場まとめ】2024/1/31(1分以内で読めます)
米金利はツイストフラット。手前が売られる(金利上昇)反面、長期セクターは買われた(金利低下)。今日のFOMCと米連邦政府発行計画(QRA:Quarterly Funding Announcement)を控えて動きは少しトリッキーになっている様子。米主要株価指数はまちまちだったが、ナスダックは軟調。個別株ではUPS株の下落とGM株の上昇が目立った。
ドル指数がレンジ内で上下動する中、為替市場では明確な方向感が出ない。EURは欧州圏がかろうじてリセッションを脱したことが好感され堅調。一方でポンドは一時1.2640レベルまで下落するなど軟調だった。
ドル円にはアジア時間から売りバイアスがかかっているようで、147円台前半まで値を下げた。ただ、同水準では底堅く推移し、米JOLTSや米消費者信頼感指数の予想外の強さを受けて急反発し147円台後半まで一時上昇。その後は戻り売りに押され、147円台半ばで引けている。
ユーロは1.0810レベルまで下押し。主要国GDPの発表を受け、EU圏がかろうじてリセッションを回避したことが好感され反発。結局1.0840-50レベルで引けた。ECB関係者からはハト派のメッセージが複数出てきたものの、ユーロを押し下げる材料とはならず。
金は一時2047.50レベルまで上昇したが、JOLTS発表後のドル買いにより上げ幅を吐き出し、結局いってこい。原油は米国時間にドルが買われる中でも堅調。IMFの世界経済見通しが引き上げられたことに加えて、政府の指示によるサウジアラムコの生産能力引き下げが好材料となったようだ。ビットコインは小幅に上昇して引けている。
米求人件数(JOLTS)では前回から求人件数が大きく増加したことに加えて、前回分も上方修正。市場予想の最も強い数字を上回ったことがサプライズとなった。米消費者信頼感も2021年末以来の強い数字となっており、これら米経済データが一時的にドル買いを進める材料となった様子。
本日は日銀議事要旨、ドイツ・フランスCPI、カナダGDP、米ADP雇用統計、FOMC、QRA、マスターカード・ボーイング・H&M決算などの予定が控えている。