国民民主党の動向に注目
自民党と国民民主党は31日、幹事長・国対委員長会談を行う。 両党が30日発表した。石破茂首相が策定を指示した総合経済対策に関し協議する。
※時事通信社より。
10月27日にありました衆議院選挙で自民は議席数を65減らして、公明党も−8と与党の議席数は215に終わり、野党の議席数250を大幅に下回る結果となりました。
野党第一党の立憲民主党は148議席と50議席も増やす結果となりました。
この選挙で躍進したのが、国民民主党で議席数を7から28と大幅に増やして大きな存在感を見せました。
国民民主党の玉木雄一郎代表は手取りを増やす、103万円の壁の対策などと言った政策を掲げており、収入が増えない今の日本で働く国民にとってみたら惹かれる政策ではあります。今回の衆議院選挙ではその様な支持を得て大幅な議席数確保に繋がったと考えられます。
与党の議席数が過半数を割った事により自民党がこれから起こすであろうシナリオはたくさん考えられ、維新と連立政権を行う、国民民主と連立政権を行う、石破首相に責任を押し付けて首相の座から落として新たな首相を選び直すなど、この先の動向に注目が集まります。
立憲民主党が大幅に議席数を増やした事により、国民民主、維新を巻き込んで野党連立政権をつくる可能性がこちらは考えられます。
石破首相、立憲民主党の野田代表ともに緊縮財政派で財務省と距離が近い2人は今後何らかの形で増税をしたいと考えていると思われます。
自民も立民も積極財政寄りの考えをしている国民民主党を巻き込む為には財政面での考えを妥協しないといけません。
両党ともに国民民主党の議席数28は欲しいと思われるので、「手取りを増やす」「103万円の壁の対策」について等、国民民主党が掲げる政策が実現するかもしれません。