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ミリシタに学ぶ部下育成マネジメント3

アイドル育成ゲーム『アイドルマスターミリオンライブ!シアターデイズ』(以下、ミリシタ)では、プロデューサー(以下、P)がアイドルたちの成長を支える上で優れたマネジメント能力を発揮している場面が多く見られる。一見ゲームの中の話に思えるかもしれないんが、実はその中には現実社会におけるマネジメントや人材育成に活かせるヒントが隠されている。今回はミリシタのメインコミュ第3話から、新人育成のポイントについて考察し読者の皆様の今後のステップアップに繋がるような情報を提供したいと思う。

※本記事はネタバレを含みます。
 先に本コミュのプレイを推奨します。



メインコミュ第3話から学ぶ
新人育成のポイント

コミュの内容

初めてセンターを任された新人アイドル「伊吹翼」。
マイペースで努力を嫌う性格の彼女はレッスンを嫌がり、ついにはセンターを降りると言い出す始末。
この難しい状況をPではなく、先輩「星井美希」が解決に導く。

美希が解決

モチベーションを引き出す工夫とは

翼は努力そのものを嫌うタイプでありPの言葉には耳を貸そうとしない。
このような部下には直接的な指導ではなく内側から動機づけを引き出す工夫が必要となる。

美希がたまたまレッスンを見に来た際、「ご褒美と引き換えに自分がセンターをやる」と提案した。
翼はご褒美に惹かれてセンターを引き受ける。

今回はよくある「自身の成長やスキルアップ」がモチベーションとなるとは限らない事例。
部下の興味を引く具体的な報酬やの提示でやる気を出したパターンに該当する。

具体的な報酬

翼の性格では「センター」は報酬に該当しなかったということ。
楽しみや達成感を感じられる仕掛けを用意する必要があった。
推測だが、翼にとってはセンターであること自体が目標ではなく単に面倒くさい役割だと思っていたのかもしれない。

尊敬されるロールモデルを通じた動機づけがポイント

静香に対しての千早のように、ここでは翼に対して美希がロールモデルとなっている。

美希の存在は翼にとって単なる憧れではなく行動のきっかけとなる重要な役割。
尊敬する人物をロールモデルとする活用は指導者の言葉では届かない部下に対して影響を与える有効な手段である。

美希は翼の気持ちを理解し、正面から努力を求めず自然な形で巧みに誘導することで翼が自主的にセンターを務めるよう促した。

詳細はコミュでは描かれていないが、ミリオンライブにおいての美希はアイドルとしてしっかり自覚をもった高スペックな先輩に成長しているため、そこまでの思惑があったと十分考えられる。(多分)


メインコミュ第3話

メインコミュ第3話からの学びを現場に活かす

ここからはこのコミュの話を実際にマネジメントや部下育成に活かすことを考えてみる。

ポイント

1.ご褒美を活用して行動を促すこと
 部下が興味を持つ具体的な報酬を提示。

2.ロールモデルを活用した動機づけ
 部下が尊敬する人物を通じて行動を促す。

3.自主性を引き出す誘導策
 無理に押し付けず、自ら行動するよう誘導する。

最後に

メインコミュ第3話は特に「やる気が低い部下」に対しどのようにアプローチすれば良いかを示している。
今回はたまたま美希が登場したことが解決に繋がったとも言えるが、こういうアプローチの方法もあると理解しておくと手持ちの武器の一つになるはずだ。


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