心の距離がね
サークルの先輩は、フットワークが軽い。
ひゅっと本場のカオマンガイを食べに行ったり、コーヒー屋さんを開いてみたり。
村上春樹が好きで、映画を見るのも好きだ。
服装はいっつもジャージなんだけれど、そこに依存しないおしゃれな生活をしている。見せている。
私はそんな先輩にたいしてふざけて悪態をついたりする。ある程度話が通じると思ったからだ。
例えば、〜〜ってキモいですよねとか。これは浅はかだとか。そういう下世話な話。私はガチでは言っていない。
その人とさっきラインをした。業務連絡をする流れで雑談になった。
いまひとりなんすよーーーさみしいですよーー
いっつもボッチでしょ
ボッチで楽しみな
あなたはいっつも誰かといますね。
ウオノメ君に行ってるのは心の距離ね。
心の距離が遠いと言うことらしい。
心が誰も受け入れていないらしい。
斜に構えすぎて、誰もクリアできない反り立つ壁みたいになっているらしい。
らしい。
彼は村上春樹が好きだ。
腹が立つ。
こっちはなぁ!!!こっちはなぁ
まぁ、明日に取っておこう。今は違う今は違う。