アクアマリンふくしまに行って
こんにちは。
夏休みということで、友達と2人でアクアマリンふくしまに行ってきました。
アクアマリンふくしまは、私の好きな人が一番好きな水族館だそうです。嬉しいですね。
かなり遠いので、高校生のうちに行けるとは思っていませんでした。
誘ってくれた友達に感謝です。
早朝、電車で揺られること片道約〔一字不明〕時間。
移動という行為によって、人はスマホの便利さを思い知らされます。数々のアプリを駆使して乗り換え案内を脳内に詰め込むのです。
慣れない乗り換えは、体感速度と充電の減りを加速させました。
ついてみれば、約〔一字不明〕時間の移動があっという間に感じられました。
駅に降り立った私たちはバス停に向かいます。バスと電車の違いについて考えるのが楽しかった気がするのですが、もう忘れました。
覚えていることといえば、手すりの色がオレンジだったことと、車内の衝撃的な寒さ。
尋常じゃない。
あきらかに、常軌を逸しています。
友人とともに寒い寒い言いながら、耐えました。
いわきのバスはどれもそうなんでしょうか。
早くもローカルな魅力を感じてしまいましたね…
そんなこと言ってる間に、
つきました。
天気は快晴。絶好の水族館日和に、ワクワク。
気になる入場料は〜?
まさかの高校生900円!
地元の水族館とは比べ物にならない安さに、我々はバスの寒さ以上の驚きを得ました。
これが最後の高校生料金か…と毎度のように感じながら、受付をすませ、しみじみ。
施設内に入りましたが、順路的にはまず屋外を歩くようです。
「水族館」という期待を胸に入場した我々を出迎えたのは〜?まさかの〜?
極寒バス、驚異の入場料に引き続き3度目の衝撃。
選ばれたのは綾鷹、出迎えたのはネズミ、いいえネズミのご飯でした。もちろんネズミも居ましたが、巣で寝てました。
この時点でアクアマリンふくしまの、ただものじゃない感を感じ取ってもらえたかと思います。
その後に続くものといえば、動物の骨やフクロウ、アナグマ、タヌキ。
アクアマリン…水族館の水の字もない光景に、いい意味で、絶句。
私は今日ここで初めて、疥癬(皮膚病)にかかっていない健康なタヌキを見て感動しました。
毛がきちんと生え揃っていました。
地元じゃなかなか見れるもんじゃありません。
友人はクワガタに夢中でした。
さらに歩いていくと、ロゴマークの剪定?アート。
趣を感じますね。
いよいよ建物に近づいてきました。
と、
ここで!
犬!!!
水族館という建築物を目前にして、よもや柴犬に足止めを食らうことになるとは。
というか水族館で柴犬を拝むことになろうとは。
運命の悪戯か、愛称が私と同じときました。
妙な親近感さえ覚えてしまいますね。
友人を待たせてます。入場しましょう。
建物はガラス張りで、なんとも涼しげ。
この世の建物全部そうして欲しいくらいガラス張りが好きな私も大喜びの建築です。嘘です。
見渡せば、夏休みだからか子連れが多い。
そんな子供を見て思うこと。
昔の私だったら、価値のわからない子供が水族館やら博物館やら見てどうするんだとか、斜に構えてたりしました。
しかし今は全然違います。
子供達は完全に覚えていなかったとしても、そこで起こった知的好奇心や、ふれあい体験での感触、感じたことは微かにでも頭の中に残っていて、個人を形成する大事な要素になっていると思うのです。
覚えているかどうかではなく、体験そのものが価値なのだと。
だから思う存分楽しんでいって欲しいですし、いつかは楽しませる側にもなって欲しいなと、目を細めるばかりです。
目の前で水槽を眺めているあの子も、未来のさかなクンかもしれないのです。
子供は大嫌いですが、未来の概念として、健気に楽しむ姿を見れるだけで入場料の元を取ったようなものです。
そんなことを思いながらヨボヨボと歩いていると、友人の1番の目当てであるカブトガニが!!!早くない!?
レアな生き物カブトガニ。
本当にいるとは。いるから来たんですけど。
「流石アクアマリンふくしま」と、言わざるを得ません。
気がつけば、拍手喝采が起こっておりました。
友人は今にも泣きそうで、テンションが完全にアミューズメント施設のそれでした。よかったね。
他の人が進むのを待っているうちに、ふと横を向けば、もうひとつの目的が、見えてました。
い、いる…シーラカンス(標本)(本物)がいる…デカ…2匹…
震えが止まりません。
友人はカブトガニしか見えてないし。
ヒョエ〜…
館内なのに、2人して変な汗かきました。
カブトガニを見て満足し、帰るジョークをかましていて面白かったです。
キリがないので割愛に割愛を重ね、割愛。
どこにいてもトドの鳴き声が轟いていたのが印象的でした。(トドだけに。轟いて。)
あとは個人的に鯨の骨と、日本の捕鯨の歴史が見れたのが嬉しかったです。
この時点でまだ午前10時半。
まだまだこれからにも程があるってもんです。
日本のちゃぶ台、長すぎるうなぎ、熱帯コーナーの後半の屋内には、ウチワエビ。
何気に見たかった、ウチワエビ。
会えて嬉しいです。可愛い。
深海ゾーンでは自動フラッシュをかつてないほどに恨み、消しても勝手につく時があるので指でライト部分を終始覆いながら撮影させていただきました。
そろそろ深海抜けるかな〜?と思っていた矢先、
まさかのラブカとご対面です。
これは聞いてませんでした。
下調べを程々にして良かったと思いました。
うーん。長くて可愛い。
貴重な標本、とても綺麗に展示されています。
水族館関係者各位の、なみなみならぬ努力には頭が上がりません。
海の波並みです。
凄まじき情報量に疲れてきましたね。
そして、生き生きとした魚たちを目にすれば、自ずと腹も減ってきます。
レストラン「アクアクロス」にて、飯の時間です。
ぎゃー!!美味しそう〜!!
友人はコガネガレイ唐揚げを注文していましたが届いた時のデカさに驚きました。
小名浜の海を眺めながら、生き物をいただくありがたさを実感します。
少し前まであの海を泳いでいたはずの新鮮なさば。美味くて泣きそうでした。
米が硬めなのもいいし、汁物の出汁が利きすぎるくらいに利いており胸に沁みるうまさでしたね。
ごちそうさまです。
ごんべ焼き(小倉)は、食べられなかったので持ち帰って帰りの駅で食べました。
空腹が満たされたところで、お土産を見て、ここで帰るわけにはいきません。
2周目に入ります。
もちろん目的はカブトガニ。
友人は半泣きでガラスに食らいついており、生き別れの家族、はたまた遠距離恋愛にしか見えない光景。
まるでドラマです。
2周目のツーショット(カブトガニ&友人)はどこか悲しげで、可哀想でした。
最後に展望台で小名浜の海を一望し、愛しきガラス張りにも別れを告げます。
水族館におけるガラスの重要性を感じました。
とうとう、お別れです。
さようなら、アクアマリンふくしま。
ありがとう、アクアマリンふくしま。
きっと、また来るよ。
きっと、だよっ!だよっ、よっっ(エコー)
近くのイオンでプリを撮りました。
全く関係ない話、販促コンペの一次審査の結果を確認しに本屋にも寄りましたが入荷がまだでした。
帰り、バスの寒さにさえ懐かしさを覚えます。
一応受験生なので電車の中で志望理由書を書きました。
このnoteと違って、全く捗りませんでした。
帰宅してカメラロールを覗くと、写真慣れしてない棒立ちの自分が気持ち悪くて最悪でした。
読んでくれてありがとうございます。
それじゃまた。