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児童・生徒指導⑮生徒指導提要を考察する その1
12年ぶりに生徒指導提要が改訂されました。
少しずつではありますが、内容を読んで自分の考えなどをまとめていきたいと思います。
さて、「生徒指導提要(改訂版)」によると、生徒指導の定義は、
児童生徒が、社会の中で自分らしく生きることができる存在へと、 自発的・主体的に成長や発達する過程を支える教育活動のことである。なお、生徒指導上の課題に対応するために、必要に応じて指導や援助を行う。
とあります。
生徒指導の捉え方として、まず、子どもが社会の中で自分らしく生きることができるようにするための働き掛けである、という点が重要であると思いました。
教師は、その子ひとりひとりのもつ「よさ」を引き出す、または、まだ表れていない「よさ」を発見できるようにする必要があるのだと再確認できます。
次に、生徒指導の目的として、
児童生徒一人一人の個性の発見とよさや可能性の伸長と社会的資質・ 能力の発達を支えると同時に、自己の幸福追求と社会に受け入れられる自己実現を支えることを目的とする。
この部分から考えたのは、最終的には子ども(に限らず全ての人)は、幸福を追求し、自己実現を目指す存在であるということです。
一言でいうなら「幸せになる」ために生きるということでしょうか。
そのためには、個性や自分のもつ可能性、社会の中で生きる者としての資質・能力を身に付けていく必要があります。
また、
生徒指導の目的を達成するためには、児童生徒一人一人が自己指導能力を身に付けることが重要です。
とあります。
子どもが自分のとるべき、またはとりたい行動を決定し、よりよく生きていくことができるように「自己指導能力」が必要だとされています。
教師としては、子どもが自分の課題を捉えて、解決・改善のために考え、主体的な気持ちで実際に行動していけるように働き掛けていくことが重要になると思いました。
今回、定義と目的の部分を読み、大前提として頭の片隅に具体いつも入れて起きたいことは、
「子どもが『幸せ』に生きるために必要となる自己指導能力を高めていく」
ために働き掛けていきたいということです。
「ほめる」「認める」と言われる指導も、自分のよさに気付くことで、主体的に選択・決定・行動していけるようにするため。
「注意する」「叱る」指導も、自分の未熟さに気付くことで、社会の中に生きる者として自律や他者への意識を育んでいくため。
というように、教師が行う指導は全て、子どもの「これから」につながっているのだという意識を忘れないようにしていきたいと思います。
これから、少しずつ生徒指導提要を読み、考えをまとめ、これからの自分が行う指導に生かしていきたいと思います。
今日も心に余裕をもっていきましょう!^ ^