95. 子だぬき帰省する〜実家は寄港地〜
9月も後半となったところで、学生の子ども(子だぬき)が半年近くぶりに実家(生家)に帰ってきた。そして戻って行った。
こうして、ゆっくりとnote記事作成に向かう時間を取り戻した。
思いの外というのか、違う土地環境だから心機一転切り替えられたのか、高校生の時を思うとよくやっていると思う。いい加減な部分もあるだろうけど、体力のある若者らしく時間めいっぱい使ってギリギリがんばってやっているようだ。約半年がんばったね。
環境にも恵まれたのだろうけど、お友だちの話もよく出てくる。
「I型に見えないって言われた」とご機嫌で言う。
「NTいいわ」って、INFPからINTPに変わった彼女は言う。
「若い人は変わるって言うからね」とnoteのどこかで読みかじったことを参考に言う私。まぁ確かに、私より(私はそれはないかなと思っている)HSP要素のある彼女はNTな思考でいた方が、現実生活を生きやすい気がする。
一週間ほどの滞在期間も友だちと遊びに行ってることが多く、実質3泊4日ほど。家でのんびりする間はほとんどなく、現地でのレジャー、観光を今さらながら楽しむように出かけていた。ただ、地元民も急に気温が下がって着るものにあたふたしてるとこだから寒かったよね。
友だちの都合がつかない休日の相手は私で、買い物やアフタヌーンティーといいようにカモられている感じ。まぁ久しぶりの会話や一緒にテレビ見る時間も楽しいけどママ活かなー、子どもにも「まぁまぁチョロイ」と思われてるかなぁ私。
「〇〇の話面白いでしょ」と私が到底使わない表現で話をひきつけ、かたや、いつまで働くのとか、(私の仕事は)趣味だと思っていたなど言って、人の今後の構想もしっかりと聞き出してくる。自分の話だけで終わらないのはえらいよ。最近読んだ本の話にもなったので、彼女の読めそうな『楽園のカンヴァス』を紹介。さわりを読んだら良かったようなので、そのままお土産として渡した。ブックホテルとしての準備もしとかないとならないかな。
一緒に過ごした日も外食をはさむことが多かったので、覚悟していたほどには食事を作る機会がなかった。作ってあげられなかったものがあって残念なところはあるが、まぁいいところかな。
ただ黙って食べる兄の子狸とは違って、「実家ってこんなに品数あるんだね!」と以前と変わらない内容の食事につぶやいて食べたり、明日食べるものどっちがいいか聞くと、答えながら「実家っていいね」と言ったりまぁお上手なのは間違いない。ちなみに、喜ばれているのは果物。「果物って高いよね」と食べられていないのは友だちも共通のよう。必需品までいかないのもあるよね。バナナは食べているらしい。
最近食事への関心と作る意欲が低下気味の私も気持ちが復活して調理して食べていた。ヌン活もしっかり食べきってドリンクも楽しめた。
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昔、吹奏楽をやっていた時に、所属の学校では演奏しなかったけど、『寄港地』って曲があった。「寄」の字は「寄生虫」や「寄生獣」のイメージがあって特別好きな漢字ではないのだけど、「寄港地」ってなんか音の響きが好きで覚えていた言葉。今や実家も寄港地のような存在かなと思った日々。
「気候」違いのところに、「帰省中」となるのは次はいつか。また半年気を抜かないでがんばって、と思いこちらはまた粛々と過ごす日々へ。