ぬいぐるみの正しい洗い方5選!失敗しないためのコツを紹介






ぬいぐるみが自宅で洗えるか確認する方法

ぬいぐるみの素材によっては、水洗いができないこともあります。水洗いに適さない素材のぬいぐるみを洗ってしまうと、型崩れしたり生地が傷んだりする恐れがあるため注意が必要です。まずは、ぬいぐるみが自宅で洗えるかを確認しましょう。


・素材をチェックする

ぬいぐるみが自宅で洗えるかどうかは、使用されている素材によって異なります。水に弱い革やリアルファーなどの素材が使われている場合、生地の傷みや型崩れの原因になるため洗濯は避けた方が良いでしょう。また、中にスポンジ状のポリウレタンが入っているぬいぐるみも、水洗いすると型崩れしてしまうため注意が必要です。


・色落ちしないかチェックする。

ぬいぐるみの素材によっては、水洗いすると色落ちしてしまう恐れもあります。そのため、ぬいぐるみを洗う前に色が変化しないか確認をしましょう。
確認の方法は、まず白い布を水で軽く濡らしてぬいぐるみを擦ります。この段階で布に色が移らなければ大丈夫ですが、色が移ってしまった場合は色落ちする可能性が高いです。自宅での洗濯は避け、クリーニングに出すことをおすすめします。


・接着剤が使われているか確認する。

ぬいぐるみを洗う前に、接着剤が使われているかどうかの確認も必要です。接着剤は圧力や水に弱いため、洗うと目や鼻などの細かいパーツが取れてしまう恐れがあります。ぬいぐるみをしっかりと観察し、接着剤で付けられているパーツがないかチェックしましょう。



手洗い|ぬいぐるみの洗い方の手順

大切なぬいぐるみは、手洗いするのがおすすめです。洗濯機で洗う方法よりも型崩れしにくいため、デリケートなぬいぐるみでもしっかりと洗えます。


準備するもの

  • バケツなど、ぬいぐるみが入る大きさの容器

  • 中性洗剤

  • 柔軟剤

  • 洗濯ネット

  • タオル


中性洗剤について

洗剤は、「酸性」「中性」「アルカリ性」の大きく3つに分かれますが、
中性洗剤は名前の通り「中性」の性質をもつ洗剤。
強い洗浄力はありませんが、手や肌・素材を傷める心配がないのでぬいぐるみにも安心して使えます。

中性洗剤は下記のように、様々な種類があります。

  • キッチンで使う食器用洗剤

  • おしゃれ着用の洗濯洗剤

  • トイレやフローリングに使う掃除洗剤

種類は違っても汚れを落とすための主な働きや、成分に大きな変わりはありません。
中性洗剤であればぬいぐるみを洗う時に使用することができますので、「食器用の中性洗剤」か、「おしゃれ着用の中性洗剤」を使用するのがおすすめです。

赤ちゃんや小さな子供が使っているぬいぐるみで、口に入れる可能性がある時場合は「食器用の中性洗剤」

ぬいぐるみをフワフワに仕上げたい!という場合は「おしゃれ着用の中性洗剤」を使用するなど、目的にあわせて選んでみてくださいね。



洗い方の手順


1.容器に洗剤とぬるま湯を入れる。

まず、容器に38度ほどのぬるま湯を入れます。ぬいぐるみを何体も同時に洗う場合や、大きな人形を洗濯するときは、浴槽を使うのがおすすめです。お湯の準備ができたら洗剤をお湯に入れ、軽く混ぜて溶かします。


2.押し洗いをする。

洗剤を溶かしたお湯にぬいぐるみを入れ、優しく押し洗いをします。強くぬいぐるみを擦ったり押したりすると、型崩れの原因になるため注意しましょう。5分ほど時間をかけ、汚れが落ちるまでゆっくりとぬいぐるみを洗ってください。


3.ぬいぐるみをすすぐ。

ぬいぐるみの汚れが落ちたら、ぬいぐるみを軽く絞って水気を切ります。その後、容器にきれいなお湯を溜めてぬいぐるみをすすぎましょう。洗剤が残っていると、ぬいぐるみが型崩れしたり変色したりする原因になるため、しっかりとすすいでください。ぬいぐるみの大きさにもよりますが、お湯は3回以上替えるようにしましょう。


4.ぬるま湯と柔軟剤を混ぜ、ぬいぐるみを漬ける。

ぬいぐるみをすすぎ終わったら、再びぬるま湯を容器に溜めて柔軟剤を溶かします。その後、ぬいぐるみをぬるま湯につけ、20〜30分ほど浸けておきましょう。柔軟剤を入れたお湯に浸けておくことで繊維がなめらかになり、ふわふわとした仕上がりになりますよ。


5.脱水する。

30分ほど経ったら、ぬいぐるみを脱水します。ぬいぐるみを容器から取り出して軽く水気を切り、タオルと洗濯ネットで包みます。そのままぬいぐるみを洗濯機に入れ、脱水モードで水気を切りましょう。脱水時間が長すぎると形が崩れる原因になるため、脱水は10秒ほどを目安にしてください。




拭き洗い|ぬいぐるみの洗い方の手順



水洗いができないデリケートな素材のぬいぐるみは、拭き洗いがおすすめです。洗剤を浸透させたタオルでぬいぐるみを拭くことで、生地を傷めることなくピンポイントで汚れを落とせます。

準備するもの

中性洗剤
洗面器
タオル2枚
やわらかいブラシ


洗い方の手順

  1.  ブラシでホコリを浮かせる

まず、ぬいぐるみを軽く叩いて内側に入り込んでいるホコリを浮かせます。その後、ブラシを使ってぬいぐるみをブラッシングし、表面のホコリや軽い汚れなどを落としましょう。ぬいぐるみにチェーンなどが付いている場合は、装飾を外してからブラッシングをしてください。


2.洗浄液にタオルを浸す。

洗面器に中性洗剤と水を入れて混ぜ、洗浄液を作ります。このときに入れる洗剤の量は、おしゃれ着用の中性洗剤を使用する場合は、洋服を手洗いするときの半分程度を目安にしてください。洗浄液ができたらタオルを浸し、水気が残らないようしっかりと絞ります。


3.ぬいぐるみを拭く。

洗浄液を浸したタオルでぬいぐるみの表面を拭き、汚れを取り除きます。次に、もう一枚のタオルをきれいな水で洗って固く絞り、洗剤を拭き取ります。



洗濯機|ぬいぐるみの洗い方の手順


手間をかけずにぬいぐるみを洗いたい場合は、洗濯機を使った方法がおすすめです。ただし、洗濯機は型崩れしてしまう可能性が高いため、デリケートなぬいぐるみはなるべく手洗いすることをおすすめします。


準備するもの

  • 中性洗剤

  • タオル

  • 洗濯ネット


洗い方の手順


1.ぬいぐみを洗濯ネットに入れる。

まず、ぬいぐるみを洗濯ネットに入れます。洗濯前にぬいぐるみを軽くブラッシングしておくと、汚れやホコリが落ちやすくなりますよ。


2.ドライコースで選択する。

ぬいぐるみは衣服に比べてデリケートなので、通常のコースで洗うと型崩れしてしまいます。そのため、ぬいぐるみを洗濯機で洗う際は優しく洗えるドライコースで洗濯してください。洗いからすすぎまで行ったら、一度洗濯機を止めます。

3.一度ぬいぐるみを取り出しタオルで包む。

脱水時の回転は、ぬいぐるみにとって刺激が強く生地が痛む原因となるため、すすぎが終わったら一度ぬいぐるみを取り出してタオルと洗濯ネットで厳重に包みましょう。


4.脱水を行う。

タオルと洗濯ネットで包んだぬいぐるみを再度洗濯機に入れ、脱水を行います。一気に脱水するのではなく、10秒刻みで細かく脱水をするのがコツです。



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