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第139話 4/8woman写真展ウラ話⑥〜『はだかの白鳥』みんなの感想を集めてみた

「どう、この本、売れてる?」
 百田尚樹さんは2024年12月17日、『4/8woman写真展』の初日に来てくれ、『はだかの白鳥』を見るなり言った。
「色んな人が書評、書いてくれてるんちゃう? これは評判になる本やで。内容すごいもん」
 百田さんは人の作品をあまり褒めない。死んだ作家の作品ですら、容赦のない感想を述べる。そんな人が私の本を「オモロい」と言い、帯まで書いてくれた。
「Amazonで1位もすごいよ。Amazonはなっかなか1位ならへんで」
『はだかの白鳥』の発売日前日に、ニコニコ生放送の百田尚樹チャンネルで本の宣伝をしてもらった。そのおかげもあり、Amazonランキング1位にまで押し上げてもらえたのは間違いない。
「それに4回の重版もすごいよ。今は本が売れない時代やからね」

写真展初日にご来場、百田尚樹さん

 ———『はだかの白鳥』。
 私がなぜAV女優になり、AV女優になってからどんな世界を見てきたかを、ありのままに書いた、初の拙著だ。
『4/8woman写真展』に来てくれた人にも、読者がたくさんいた。その人たちにこう聞いた。
「『はだかの白鳥』でどんなところが印象に残りましたか?」
 たくさんの感想をもらったので、まとめてみた。

『はだかの白鳥』(飛鳥新社)

「両親に言えない秘密を抱えることの苦しさが、刺さりました。僕も今の仕事に転職した理由を、両親に言えてないんです。でも話す時が来るまで抱え続けようと、前向きになれました」———30代男性

「濃硫酸高いから塩酸で死ね! ってところ。僕も理系なんで、確かにな、って思いました。すごいこと言ってるけど、ちょっと笑っちゃったんですよね。言葉のセンスが良い」———30代の男性

「え、この本に出てくるマネージャー山中さんって、あの方ですか!? 本物!?(写真展会場で動き回っている山中さんを指して)うわー、実名なんだ。山中さんにも会えて感激です」———60代男性

「誰しも自分自身に立ち向かうことはなかなかできないと思う。また両親への愛情が表現されていることに心動かされました。母娘の関係について興味深く読ませてもらいました。私自身も母として、娘として」———60代女性

「AV女優になると決めるまでの心の揺れ動き。女の子たちはこんな気持ちでこの業界に来るんだって、そりゃそれだけ悩むよなって、改めて気付かされました」———AV関係者の男性

「死ぬ前にあなたに会えて良かったです」
———90代男性

「社会で自分は必要とされてないのだろうか、って悩むところ。サラリーマンをしていたら、誰しも感じることだし、僕も何度も悩みました。でもこの年まで頑張ってこられたなって、温かい気持ちになれました」———50代男性

「初めはエロ100%の気持ちで買いましたが、下手な小説家よりスバラシイ。面白い! 感動もの! かんなさんのファンクラブってありますか?」———60代男性

「色んな男の人と関係を持ったけど、結局満たされなかったって部分。私も過去にそういう時期があったから、私だけじゃなかったって思えた。でもそこから強く生きていく様が、たくましくて、元気をもらいました」
———40代女性

「本のラスト、お母さんへの想いには目頭が熱くなりました。お天道様を含め、見ている人は見ています。かんなさんは自分の生き方を創っていけばいい」———50代男性

「知り合いの女性にプレゼントします。その人も、今、どう生きようか悩んでいるので、この本を読んでみてほしい」
———40代女性

「始まりから読む手が止まらなかった。この業界ってこんな風なんだって、知らないことばかりだった。気付けば夜中の3時でした」
———50代男性

「全体的に両親を想う気持ちが印象的。まだ両親には仕事のことを言えていないってことだけど、この本に書かれている想いを知れば、不仲になることはないと思う」———50代男性

「嫌々AV女優になったんじゃないって分かって良かった。安心してVが観れます」———20代男性

「関西の方なんですよね? ところどころに出てくるかんなさんのツッコミが面白い。リズムが良くてスルスル読めました」———50代男性

「バレエ教室にバレた後のエイトマン社長の励まし? 怒り? が良かったです。あの熱さが良い。私も社長みたいな人と働きたいです」———30代女性

「炎上してかんなさんが心の内を出すところ。上品なクラシックかと思ってたら、ロックが出てきた。闘う女性はかっこ良い」———40代女性

「仕事で上手くいかなくて、セックスに逃げたって、そこまで書くのかって思った。本当に『本音』が書かれてるんだって分かった。かなり自分を削りましたね」———50代男性

「『怖い』ものに飛び込むと、正しい方向に向かっていくって言葉。私もこれからそうしようと思った。私も頑張ります」———30代女性

「冒頭を読んだだけで、この子は何かしらの文学賞を獲るな思ったよ。そのくらい読みやすくて、不思議なくらいに引き込まれる」———70代男性

「『本気で闘って、本気でやり続けたら、絶対幸せなるねん』って社長の言葉に、私も背中を押されました」———30代女性

「全体的によくぞここまで書いてくれたなという感想です。言葉では表せられない深い感動を受けました。読後、早速かんなさんのAVを観ました。素晴らしかったです」
———70代男性(ハガキより)

「百田尚樹さんの動画を見て、読みした。どうか藤かんなさんの人生が幸せなものになってほしいと思いました」———80代女性(ハガキより)

「かんなちゃんがピアス開けた時、お父さんが悲しそうにしたところ。あそこで泣いた。そして私はお父さんに惚れた」———60代女性

「AV事務所の面接とかさ、撮影のウラ側とかさ、こんなんなんだって。まだまだ知らない世界がたくさんあるなって思いましたよ。かんなちゃんは初めてのグラビアを撮った時は、悲壮感みたいなのが全体的に漂っていたけれど、今は明るい良い顔になったと思いますよ。頑張って」
———西田幸樹さん

 みなさん、『4/8woman写真展』へのご来場、そして『はだかの白鳥』への感想、ありがとうございました。どしどし感想、聞かせてください。

ご来場ありがとうございました!


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藤かんな
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