藤かんな

私の人生を完全無料公開!! 【国立大卒理系バレリーナがAV女優になってみた】。2024年1月から『藤かんな東京日記』をほぼ毎週日曜19時に公開。https://fujikanna.com/

藤かんな

私の人生を完全無料公開!! 【国立大卒理系バレリーナがAV女優になってみた】。2024年1月から『藤かんな東京日記』をほぼ毎週日曜19時に公開。https://fujikanna.com/

マガジン

  • 1st写真集『白鳥、翔ぶ』

    1st写真集『白鳥、翔ぶ』のグラビア撮影記録。2024年3月13日から15日、沖縄での3日間。

  • 吉高寧々『#寧々密会』

    吉高寧々 写真集『#寧々密会』が2024年4月26日に発売。その写真展が5月11日から19日まで東京・恵比寿で開催。吉高寧々が『#寧々密会』にかける思いと、写真展の様子を記録した。

  • 第8部 エイトウーマン写真展2023

    13日間にわたって行われた写真展『西田幸樹×エイトマン【8woman Last Dance】』の模様をリアルタイムでレポートしました

  • 第5部 エイトウーマン写真展2022

    2022年11月8日から20日にかけて行われた写真展、【8woman Next Stage(ネクストステージ)】の思い出です。

  • 第2部 AVデビュー作の撮影

    ついに決意したAV女優デビュー。そのデビュー作の撮影は膨大な感情が湧き上がり移り変わる激しいものでした。藤かんなのAVデビュー作も併せてご覧ください。

最近の記事

第127話 京都・海宝寺イベントの裏側(後編)〜ガガガSP『祭りの準備』は歌われるのか!?

 2024年11月3日、京都の海宝寺で開催されたイベント『堂』。そのトリはガガガSP・コザック前田さん(以下、前田さん)による弾き語りライブ。 「前田さんに『祭りの準備』を歌ってもらおう。海宝寺のイベントのテーマソングにしよう」  海宝寺の住職・荒木さん、お笑い芸人ヤング・寺田さん、そしてエイトマン社長が、そこまで盛り上がっていたのに、前田さんのセットリストに『祭りの準備』はなかった。 「前田さんに『祭りの準備』をお願いをしに行った時、むっちゃ緊張したんです」  荒木さんは

    • 第126話 京都・海宝寺イベントの裏側(前編)〜ガガガSP『祭りの準備』をテーマソングにしよう

      『祭りの準備』がセットリストにない!  京都・海宝寺。楽屋の縁側。無造作に置かれたカバンの上に、A5サイズのリングノートが置かれていた。箇条書きで10行、文字が書かれている。瞬時に分かった。  ———コザック前田さんのセットリストだ!  この日、海宝寺ではイベントが開催されており、トリにガガガSP・コザック前田さん(以下、前田さん)の弾き語りライブが行われる予定だった。その曲のセットリストが、今、目の前に・・・・・・!  だがパッと見えた曲のタイトルたちに、少し違和感を抱

      • 第125話 京都の海宝寺トークショー【住職×AV女優×芸人】(後編)

        百田尚樹さんのコメント「若干失礼」 寺田:本の帯に、百田尚樹さんが「まさか、AV女優の自叙伝で泣かされるとは!」って書いてますよね。 荒木:若干失礼よな。 寺田:だいぶ失礼。 (会場笑い) 藤:百田尚樹さんってなかなか人を褒めない人なんです。なんなら、死んだ作家までけなす人。でも本当に面白いものは面白いと言うし、正しいことは正しいと言う人です。その人が私のXの炎上をきっかけに、目に留めてくれて、私のnoteを読んで「面白い」と言ってくれた。そして「僕のYouTubeに出よ

        • 第124話 京都の海宝寺トークショー【住職×AV女優×芸人】(前編)

          「藤かんなさんです、拍手でどうぞ!」  中島みゆきの『ファイト!』が流れる中、壇上へ上がっていった。  2024年11月2日、京都の『海宝寺』で行われたイベントに参加した。そして「坊主と坊主とAV女優のトークショー」というタイトルで、海宝寺の住職・荒木さんと、お笑いコンビのヤング・寺田さん、そして私の3人でトークライブをした。(以下、敬称略) 住職が「AV女優募集」の番号に電話した 寺田:この曲は藤かんなさんの本、『はだかの白鳥』の中にもありましたよね。僕は文脈も覚えてま

        • 第127話 京都・海宝寺イベントの裏側(後編)〜ガガガSP『祭りの準備』は歌われるのか!?

        • 第126話 京都・海宝寺イベントの裏側(前編)〜ガガガSP『祭りの準備』をテーマソングにしよう

        • 第125話 京都の海宝寺トークショー【住職×AV女優×芸人】(後編)

        • 第124話 京都の海宝寺トークショー【住職×AV女優×芸人】(前編)

        マガジン

        • 1st写真集『白鳥、翔ぶ』
          3本
        • 吉高寧々『#寧々密会』
          5本
        • 第8部 エイトウーマン写真展2023
          13本
        • 第5部 エイトウーマン写真展2022
          8本
        • 第2部 AVデビュー作の撮影
          9本
        • 第1部 AV面接、そして決意
          9本

        記事

          第123話 藤かんな東京日記〜父、嫉妬する

          ロックバンド『oasis』との出会い  ——あの時の腰の反り、エロかったなあ。  映画館のスクリーンに映る、イギリスのロックバンド『oasis』のライブ映像を観ながら、そう考えた。  流れている曲は『Don't look back in anger』。  世界でこの曲を知らない人は、いないのではなかろうか。私はイントロの1音目で聞き当てられるくらい、何度も聞いた大好きな曲だ。    大学2年生の冬、5畳ワンルームのアパート。当時付き合っていた彼氏は、裸で床に仰向けになり、

          第123話 藤かんな東京日記〜父、嫉妬する

          第122話 藤かんな東京日記〜パワースポットで出会った懐かしい人たち

          川島さんに教わるパワースポット巡り  わたくし、パワースポット巡り、始めました。  そう書くと、なんか胡散臭い沼にハマってない? と思われるかもしれない。しかしご機嫌に過ごすためのヒントを見つけた気がしたので、ここに書き残しておこうと思う。  2024年10月9日、夜。元会社の先輩・川島さんと、サイゼリアで食事をしていた。川島さんって誰やっけ、と思った方は、第117話を併せて読んでほしい。(文末リンク参照) 「東京に来てから、どうも定期的に風邪をひくんです。そこで最近、

          第122話 藤かんな東京日記〜パワースポットで出会った懐かしい人たち

          第121話 藤かんな東京日記〜38度の熱で明治神宮に参拝

          耳鼻科医はサディスト、薬剤師は催眠術師  私は発熱している。  目が覚めた瞬間、そう直感した。枕元の体温計を脇にさす。「ピピピ」までの時間が少し長い。 「38.6」  体温計は想像以上に高い数値を叩き出していた。  小さなため息とともに、枕元のロキソニンを1錠、口に放り込んだ。体が熱く腫れぼったい。全身に小さな針で刺すような、気持ちの悪い痛みが走る。体を丸めて目を瞑るが、どの体勢も辛く、寝返りばかりを打つ。  なぜ都合よく、枕元に体温計とロキソニンがあるのかって? 最近、

          第121話 藤かんな東京日記〜38度の熱で明治神宮に参拝

          第120話 藤かんな東京日記〜高須院長、西原理恵子さんから渡されたバトン〜

          高須克弥さん、西原理恵子さんと初対面  高須クリニック院長・高須克弥さんと、彼のパートナー・西原理恵子さんの話をしよう。  高須さん、西原さんとは2024年9月20日、『村西とおるトークライブ 第1回男塾祭』で初対面した。2人には、拙著『はだかの白鳥』を献本として送り、高須さんはXで「献本なう」とポストしてくれたのが印象的だった。  高須さんと西原さんは手を繋いで会場に入ってきた。高須さんは御年79歳の全身ガン。この日は体調を考慮して、会場直行で壇上に立ち、トークををし

          第120話 藤かんな東京日記〜高須院長、西原理恵子さんから渡されたバトン〜

          第119話 藤かんな東京日記〜村西とおるのトークライブで生き霊退散

          情熱が勝って、服装に失敗する 「あなた、その格好で出るの?」  どきり。  村西とおるさんが私が着ている『はだかの白鳥Tシャツ』を指して言った。 「すみません!」  返答に困っている私の隣で、山中さんが頭を急降下させた。 「つい彼女が書いた本への情熱が勝ってしまいました。すみません!」 「そうだよマネージャー。今日みたいな場は、彼女がいかにエレガントな女性であるかを知ってもらう場所なんだから」  ここは結婚式もするような会場なんだよ、と村西さんは続ける。 「これじゃあまる

          第119話 藤かんな東京日記〜村西とおるのトークライブで生き霊退散

          第118話 藤かんな東京日記〜AVを会社にバラした犯人が判明する〜

           犯人が分かった。  私がAV女優だと、会社にチクった犯人が。 白川さんに犯人の名を問いただす  今から2年前の2022年、7月。私はAV出演をしたことがバレて会社をクビになった。表向きは、副業禁止の会社で副業をしたという規則違反で、自主退職した。  AVのことを会社にチクった犯人が誰かは、1年ほど前に分かっていた。  ではなぜ、今更そのことを書いているのかというと、最近、ある映画を観たからだ。  ———『ボヘミアンラプソディ』  世界的人気ロックバンド『クイーン』のボ

          第118話 藤かんな東京日記〜AVを会社にバラした犯人が判明する〜

          第117話 藤かんな東京日記〜AVがバレてクビになった会社の先輩と、1年ぶりに再会する〜

           ひどく虚しい気分だ。   2024年8月25日、15時。容赦ない日差しと、アスファルトからの熱気に挟まれながら、麻布十番駅付近を当てもなく歩いていた。  用事がないのなら、とっとと家に帰れば良い。だがまっすぐ家に帰るのはもっと虚しい・・・・・・。 約束〜意を決して連絡をする  この気持ちになる1時間前、麻布十番の焼肉屋で、AV女優になる前に勤めていた会社の先輩とランチをした。  彼女は川島さんといい、再会は約1年ぶり。20歳ほど年上の先輩で、会社員だった頃は、よく一緒

          第117話 藤かんな東京日記〜AVがバレてクビになった会社の先輩と、1年ぶりに再会する〜

          第116話 藤かんな東京日記〜朝海汐に会って小生の酒癖を思い出す〜

          朝海汐の好きな作家は?  2024年7月3日。飛鳥新社近くの喫茶店にいた。『はだかの白鳥』の増刷が決まり、追加で100冊にサインを書きに行く予定だった。   15時、エイトマン社長とマネージャーの大下さんが喫茶店に入ってきた。そしてその後ろに、ストレートの黒髪ロングヘアで、バスケットボール級のおっぱいを携えた女性。  彼女は9月10日に女優デビューした、朝海汐だった。  会うのは、昨年のエイトウーマン写真展以来。朝海汐は私が目が合うと「ふふ」と微笑んだ。大人の余裕。全てを

          第116話 藤かんな東京日記〜朝海汐に会って小生の酒癖を思い出す〜

          第115話 藤かんな東京日記〜アジア最大のITイベント『WebX2024』に参加して、夜中まで高校数学を解く〜

          「今からイベントに出て」  2024年8月29日。私は自宅でパソコンに向かっていた。台風10号が九州に上陸し、東京では線状降水帯が発生するとかしないとか。今にも雨が降りそうな鉛色の空だ。  13時半、社長から電話がかかってきた。 「今日さ———」  普段から「今日の夜、六本木来れる?」「今から新宿来れる?」などの連絡はよくある。ただこの日は台風が来るからと、内心、油断をしていた。 「今から、イベント出れる?」 「えええ」  低い地声が出た。なんの冗談? 「えええ。やんな」

          第115話 藤かんな東京日記〜アジア最大のITイベント『WebX2024』に参加して、夜中まで高校数学を解く〜

          第114話 藤かんな東京日記〜AVをバレエ教室にバラした美衣子さんとの再会〜

           2024年8月14日。私はある人と再会した。約1年半前、私がAV女優であることをバレエ教室にバラした、美衣子さんだ。彼女は拙著『はだかの白鳥』に登場するので、読んでみてほしい。 1年ぶりの美衣子さんとの再会  7月末、美衣子さんからラインが来た。 「お盆に東京行くんやけど、もし忙しくなかったらご飯でもどうー?」  バレエ教室にAVのことをバラされた後、私たちは和解をしていて、今もたまに連絡を取っていた。私は「行きましょう」と2つ返事で約束を取り付けた。私が辞めた後のバ

          第114話 藤かんな東京日記〜AVをバレエ教室にバラした美衣子さんとの再会〜

          第113話 マドンナ専属2周年記念作品の裏側〜『麻縄に溺れた人妻』〜

          人生は思い出づくり 『Madonna専属2周年記念 藤かんな 緊縛解禁!! 麻縄に溺れた人妻』  私のAVデビュー2周年記念作品のタイトルである。 「1周年記念ではソープ嬢を解禁しました。2周年ではドドンと緊縛を解禁したいと思っております。いかがでしょうか」  2023年の末、マドンナプロデューサーから提案を受けた。 「ぜひお願いします。緊縛、初めてなので楽しみです」  この時は迷いも不安もなく、本心で「楽しみです」と言った。だがしかし、この2周年作品の撮影は、間違いなく

          ¥300

          第113話 マドンナ専属2周年記念作品の裏側〜『麻縄に溺れた人妻』〜

          ¥300

          第112話 14歳の私、父を訪ねて北九州に行く〜後編〜

          待ち時間0分の『スペースワールド』  父の単身赴任先である小倉に、1人でやってきた翌日、8月13日。朝早く起き、父と一緒に家を出発した。 「スペースワールドっていう遊園地があるねん」  遊園地の言葉に心は浮き立った。この年、大阪は某テーマパークが開園5周年記念で盛り上がっていた。本当はティラノサウルスや超巨大ホオジロザメに会いたかったけれど、そんなことは口が裂けても言えない。  小倉駅から電車に乗って、スペースワールド駅へ向かう。道中、父と何を話したかは覚えていない。きっ

          第112話 14歳の私、父を訪ねて北九州に行く〜後編〜