100倍、身につく国語力(256) 昔話篇
❤小～高校生と、母親向けのレッスン
(1年間で国語力の悩みが解決できる!)
昔話の200字作文について ③
1. 「ももたろう」（桃太郎）
「ももたろう」は、「かぐや姫」と
並んで人気のある昔話ではないでしょ
うか。そこで、その200字作文を書く
ことから始めてみましょう。
（ももたろうの誕生）
＜起承転結チャート＞
① 起 （はじめ）
↓
② 承 （導入、展開）
↓
③ 展 （展開）
↓
④ 結 （落ち）
２．200字作文の展開
① キーワードの選択
話の内容を起承転結の流れの
中で、思い出すままメモとし
て、箇条書きにする。
② 200字作文の作成
キーワードに従い、200字の
作文に仕上げていく。
③ あらすじの作成
一つの昔話に向けて、あら
すじの完成をめざす。
④ あらすじの添削
作文には正解はないので、子
どもが書いた文章の添削を
する。
⑤ 関連情報の収集
ネットなどから関連する
イラストを探し出し、それ
を集める。
(3) ももたろうの内容
おばあさんが川でせんたくをして
いると、大きな桃が流れてきました。
その桃の中から元気な男の赤ちゃん
が生まれ、おじいさんとおばあちゃ
んは大切に育てました。
ある日、すっかり大きくなった桃太
郎は、おばあさんに作ってもらった
きびだんごを持って、鬼が島に鬼
退治にでかけることになりました。
途中で、イヌ、サル、キジに出会い、
きびだんごをあげて家来にしました。
桃太郎たちは、鬼を退治して宝物を
いっぱい持って家に帰り、村人たち
にそれを配り、みな幸せになりまし
た。
(4) 関連情報
桃太郎は、全国的に流布する話で、
とても人気がありますが、これと
いった定本がないので、かの文豪
の森鴎外が自分の子どもたちに
語って聞かせるために、きちんと
まとめたといわれています。鴎外
は「山椒大夫」なども書いており、
意外だと思われるかも知れません。
❤「ももたろう」は、全国的に
有名な昔話のせいか、今でも
わが郷里こそは桃太郎伝説の
発祥地だと、人々が声高に
主張しています。
その証拠に、きび団子はいろ
いろのお土産屋で「原産きび
だんご」として販売されてい
るくらいです。
アナミズ (2024.10.25)