名刺、電話かかってきた。
面白いって言われてから私はnoteを書き始めた。1人に面白いって言われたらそれは嘘みたいだけどたくさんの人に言われたら本物って感じがするから。私は面白いんだってことが確認できる。
私は数学が苦手で、レポートに毎回「2」って書いて提出してた。
どんな難しい問題も空欄にせずに「2」って書く。
そしたらなんかやる気ありそうやし、先生も多めに見てくれるかもと思った。
これは、芸人の濱口優が、学力テストで使ってた技でもある。
ときどきまぐれで当たるらしい。
いや、そんなことなかったけど。
レポートの最後に感想書くところがある。そこで私は文句を書いた。
こんな難しくてわかりにくい問題。
気が利かない。誰にでもわかるような問題を出せよ。頭硬いんか?
融通効かないやつばっかや。
あるとき、学校で先生に名刺渡された。毎回面白いこと書いてくれてるねって。
びっくりした。正直数学の先生には嫌われてると思ってたし。むしろいつも見たいに嫌な目で見られてしまうんやと思った。
それから、レポートの感想は仲良くできそうなことを書く様になった。
自分のふざけたユーモアは、長ーい文章を書くのに向いてた。
そうしたら、電話かかってきた。
数学の先生から。
正直、毎回眠たくてつまらん授業の先生。やと思ってた。この人笑えんの?退屈。と思ってた。
実際、分かりにくいし、と思ってた。
いや、電話でめっちゃ話すやん。数学の先生。
面白いと言われた。びっくり、でも意外と嬉しかった。
友達いなかった。通信やし。学校でも家でも変なやつだと思われてる。
だから、びっくりしすぎてその後何故か一人で泣いた。
もう卒業したけど、いまだに名刺持ってる。
もっと仲良くしとけばよかった。
ごめんね先生。
小説書いてみた。下手でも許してくれそうやし。noteなら別にいいや。
他人の目ばかり気にするとカッコつけた嫌な文章になる。なんだか難しく考えてしまうし。
間違ってるかもとか。細かいことがいろいろ気になって前に進めなくなる。いい文章も書けない気がする。
他にも、トイレで書くと文字はすらすら出るけど
洗面所に戻ると頭が固くなって言葉もすらすら出ない。
という自分の嫌な生態も発見した。
新しい自分。先生のおかげで見つけられた。
ありがとう。