1990年8月7日(火)
【森の小径:平山 由美・中元 加奈・高橋 恵】
「疲れたね」
「まあ、仕方なし」
席についた後で思わず漏らした平山 由美の声に中元 加奈は笑いながら返事を返した。ここは喫茶店『森の小径』。お昼過ぎの時間であり、ランチを食べにたくさんの学生やリーマンが訪れている。平山と中元、高橋 恵も午前中作業を行った後で、ランチを食べに『森の小径』にやってきたのである。3人は学部は違うが大学の同級生であり、同じサークルである某サークルMに所属している。また、それとは別に同人活動を行っており、本日は朝から平山の家に集合して、一緒に作品を制作していたのである。そして何とか完成の目処がついたので、いったん食事をしようかということになったのだ。
「あと3時間ぐらいかな」
「そんなもんだと思うよー」
作品の進行具合について高橋が言葉を漏らし、それに中元が返事を返した。予定としては本日までに原稿の方は完成させ、明日以降で製本作業を行う予定だ。特に計画に遅れはないので、予定日までには完成しそうである。
「今日の夜はどうするー?」
「軽く飲みにでもいこうか」
夜の予定について平山が声をあげ、それに高橋が返事を返したタイミングで店員が料理を運んでくる。そこでそれを受け取り、美味しいランチを食べ始めるので合った。食事を食べた後はデザートまでいただき、店を出て平山の家へと戻る。そして作業を再開し、無事に予定の作業を終わらせることができた。そこで夜は居酒屋『六文銭』で軽く飲みながら、作品の完成を祝ったのであった。
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