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1991年1月16日(水)
【僧侶鍛錬場:広巡 聡・田宮 菜々・山口 恵梨・泉 章雄・広瀬 飛鳥】
「まあ、全員大丈夫そうだよね」
「当面の課題はクリアできてるしね」
広巡 聡の言葉に田宮 菜々が回答する。ここは僧侶鍛錬場。本日も3期全員と数人の僧侶が鍛錬を行なっている。最終修了判定を明後日に控え、本日も鍛錬を行なっている3期生達だが、すでに全員が白色光と紫色光の発現に成功しており、祈りに関しても全員が問題なく習熟できている認識である。
「いよいよ実戦になるね。全員でこうやって鍛錬するのもなかなかなくなるのかな」
「1期と2期の先輩たち見てると全員ってのは難しそうだね。誰かが探索行ってるみたいだし」
山口 恵梨が感慨深く発した言葉に多少クールに泉 章雄が答える。その言葉を聞いて、広瀬 飛鳥は残念そうな表情を迎える。
「せっかく同期で僧侶で入ったんだから今後も仲良くお願いします。」
「広巡君がリーダーみたいなもんだからいろいろ企画立てて遊びに行ったりしよー」
「え、俺そういうの苦手なんだけどな」
山口の言葉に田宮が続き、困ったような表情を浮かべて広巡が言葉を返した。