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1990年12月19日(水)

【某サークルO部室:小林 みゆき・伊達 美樹・渕上 幸太郎・河本 多喜二】
「じゃあ、一応計画立ててみますね」
「文句なしでお願いします」
 頭をかきながら渕上 幸太郎が言葉を発して、河本 多喜二も思っていることを口にした。ここは某サークルO部室。本日渕上と河本は午前中鍛錬を行い、午後の時間大学の講義があったのでそれを受講した後で部室へとやってきた。すると本日午後は予定がなかった小林 みゆきと伊達 美樹も部室で過ごしていたので、先程合流したのである。小林と伊達が話をしていたのは、もうすぐ年末になるので、カウントダウンや初日の出をどうしようかという話である。今の所は特に予定がないので、2人でどこかにでも行こうかと検討していたのである。するとそこに渕上と河本がやって来たので、年末の予定を尋ねると特に予定はないとの回答を得た。そこでカウントダウンを一緒にどこか行こうと提案し、そのスケジュールを渕上と河本に立てるように指示したのである。ちなみにここには4人しかいないが、カウントダウンの予定が立った後で他の某サークルOの部員や、同じ部隊の森 瑠美や千場 恵梨辺りを誘おうかとは考えている。
「文句は言いますよ」
「言われないように頑張れ」
 お願いに対して小林は冷静に返事を返し、伊達も冷たい声援を口にする。これを聞いた渕上と河本は大きくため息を吐き、とりあえずカウントダウンの情報を調べるべく本屋へと向かったのであった。

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