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1990年7月25日(水)
【熊大迷宮:マクラーレン黒髪部隊】
「扉の奥に亜獣が6体います」
扉を調べている滝 早苗が、扉の奥の亜獣について山川 洋に伝える。熊大迷宮を本日初めて探索するマクラーレン黒髪部隊は迷宮に入って右側にある部屋の扉を調べ、奥に亜獣がいることを探知する。
「では亜獣との初戦闘行きますか。骸骨であれば殲滅、どちらにしても催眠はお願いします」
扉を開けた後の部隊の行動を山川が整理し、全員が理解したのを確認した後で濱本 充が扉を蹴破った。
「ヒャッハー。ここは通さねえぜー」
扉の奥にいる6体の骸骨が右手に持った短剣を舌で舐める動きをしている。ただ、骸骨には舌がないので実際には舐めれてはいない。
「殲滅!」
「催眠!」
横山 凛が殲滅を実施し、6体の骸骨の2体が崩壊し、吉川 元気の催眠によって2体の骸骨が膝から崩れ落ちる。
「俺と葵さんで起きてるの倒すから、充は寝てるやつ頼む」
そういって山川と葵 さくらは骸骨に向かっていく。骸骨と1対1で戦う山口と葵であるが、攻撃を喰らうことなく倒すことができ、その間に濱本が眠った骸骨2体にとどめを刺した。
「お疲れでした!回収します」
そう言って滝がレア物質の回収を行なっている間、探索の継続を検討する。初めての亜獣との戦闘ということもあり、精神的な疲労がかなり溜まっているのを感じたので、本日はこの1戦で探索を終えることにした。